いちバンドマンとして言い訳がましく振り返ります。
人生一度でいいからって思う事ってあるやないですか。
大昔、バンド始めた頃ってCD出すのが…なんて夢見てて、
それが20代半ばに実現して。
音楽に対しての欲というか希望は、第2期YOUTH ANTHEM時代に
自分の中では模索と野望を繰り返して、いつしか解散を選ぶ手前で
燃え尽きたような気がします。
語弊があるかもしれませんが、ヤル気がなくなったんではなく、
更に新しいシチュエーションに身を投じるという気力がね、
燃え尽きたってのが近いかなー、ニュアンス的に。
だから、現在のYOUTH ANTHEMメンバーになってからは足元固めというか、
テリトリーを広げるんではなく、今自分が生かされているポジションをね、
もっと突き詰めていくようなスタイルで活動してます。
これは個人的な意見でバンドの総意ではないです。
多分他のメンバーはもっと上を見てるかな…分かりませんけど。
正直、一度燃え尽きた衝動を同じレベルまで押し上げるには、
今の置かれている状況では元を超えることはないです。
状況のせいと言うと言い訳がましいですが、今でも少しずつ前進はしてます。
ただ、若くして目指した場所って、実は到着してるんかもしれません。
それと、この歳になると、色んな方法論でバンドを続けてる人に出会いました。
売れるが良しでもなく、かと言って惰性でダラけるでもなく、
がむしゃらな活動ではないにしろ、しっかりと地に足をつけて進む人がいます。
多分、自分はそこをなぞるように、いつしかそういう動きにシフトしました。
でも、心の中での葛藤が揺らぎながら、周りに助けられて唄わされてるという
そんな弱気であり、メンバーに対してのすまない気持ちもたまに生まれます。
でもそれをごまかすことなく、自然に言える環境があるのは非常にありがたい。
ワービーを脱退する時も同じような気持ちでした。
ただ、あの時は正直、耳鳴りに悩まされ始めた時で、結局早急に処置しなかって
今でもかなりの大音量の耳鳴り…というか、難聴に悩まされています。
多分もう治らないんです、耳鳴り。
でも慣れるもんで、寝れないとかストレスにはなりませんでした。
多分、釣りで体内のストレスや気持ちをかなり発散できてるんかもしれません。
シーンとした場所では、キーンという耳鳴りが凄い音量で鳴り響きます。
これに寝不足や疲労が重なると、更に倍の音量になります。
ま、これになる予兆はあったんですが、その時に適切な処置を怠りました。
8年くらい前のファンダンゴでライブを見てる時に、ギターソロが急に耳に刺さり、
激痛が走ったんです、耳の神経に。
あれから、蝉の鳴き声みたいなシャワシャワとした雑音が鳴り響くようになり、
その後、現在のような難聴耳鳴り君の体になりまして。
一度、かなり弱気になり音楽活動から足を洗うつもりで
メンバーに相談したんやけど、そん時に自分のペースでいいから
休む時は休んで、できる時にやれば?みたいなアドバイスをされたような…。
錯覚かな?笑
でも、多分そんな感じで、やめなくてもいいやんと諭されました。
あれから、海外出張が増え、年に数回のライブしかしない時期もありました。
半年に一回とか笑。
それでも現メンバーは本音は言いませんが、表向きには助けてくれたんで
それが今でもこうやって続けてこれてる1番の要因かと思います。
YOUTH ANTHEMにしろ、ワービーにしろ、出会う人に恵まれてます。
僕は協調性のある自分勝手な人間なんで笑…自分で言うなって思いますが。
ただ、恩というものだけはないがしろにできない性格で、
だから1月11日は必ず出演したいし、YOUTH ANTHEMのメンバーには少しずつ
前進できるように、曲作りはローペースでも続けていきたいです。
まあ自分勝手で言いたいことを言ってペースは乱してますが。
音楽を引退するときって自分の情熱を天秤にかけて、
もう唄いたくないって心底思うときこそ引き際かなって考えてますが、
体力的に限界がくるまでは、続けてるのかなーとも思います。
でもね、50代まで保つかなー、錨を下げてないかなーと、ちと思います。
もう老後を考える歳になってYOUTH ANTHEMなんて名前もどうかと…٩(ˊAˋ*)و