【※重要なお知らせ】Alfoo有料化への移行に伴う重要なお知らせ。


 
 
人生てのは、まこと上手く行かない。望みが叶えられたことはないし、幸福も、たぶん来ない。

惨めな思いはしたくないから、気持ちに保険を掛けることに馴れてしまった。それが普通の大人というものなのかもしれないけれど、子供の頃からそうだった。そんな子供だった。だからといって何だということはないけれど、たまにガス抜きしないとあの老人のようになってしまう。
70年生きればもうあと少しじゃないかという意見もあろうが、それがどうしても耐えられないって時だって、そりゃああるだろうね。

人生は長いな。
2011/02/16 (Wed)



河原猫
河原猫
さて。10日に引っ越しを終えました。



引っ越し経験が多い割には、今まで引っ越し業者というものを頼んだことが無かったのだが、今回初めてお願いをしてみた。
何しろ初めてなので、どこにどうお願いするのがよいか、さっぱりわからなかったけど、たまたま同時期に引っ越しをする友人に教えてもらったところに決めたら、非常に感じがよく、なおかつ安く済んだので、もしも次に機会があったらまた同じ所に頼むことにする。



引っ越しした翌日からシビレる寒さで、雪も降った。今度の部屋は39uもある1LDKと広く、その分寒い。石油ファンヒーターにガンガン頑張ってもらっても、寒い。しかし、最初に最低にの寒さを経験してしまえば、あとは暖かくなるばかりだから、よかったと思うことにする。



雪がやんで晴れた休日には、駅二つ先の川縁にあるボロい店に行くことにした。海の家の河原バージョンみたいな店で、おでんとか焼そばとか焼き鳥とかが食べられる。別に美味しくはない。近所の暇人の溜まり場で、老人が将棋とかしている。凧上げしている親子などを眺めながら熱燗なぞ飲み、見知らぬおじさんとおしゃべりとか。
その日の朝、近くの橋で自殺者が出たそうだ。死んだのは老人だそうだ。やり切れない気持ちになる。
ところで、あのような店はどうしたら開店できるのだろうか。



昨夜も雪だった。本格的にじゃんじゃん降った。物見高く河原まで見物に行った。道路ではなにやら事故めいたことがあったみたいだった。
雪景色は想像以上に幻想的だった。



それにしても、すっかりお金が無くなってしまった。
2011/02/15 (Tue)


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誰かと仲良くなるにあたって、話し方のペースというのはかなり重要だと思う。自分と比べて著しく早口だったりスローモーだったりする相手と長時間一緒にいると疲れてしまうもの。中には、大きな歯車と小さな歯車がうまく合わさるようなイメージで、上手いこと調和がとれるケースというのも、もちろんあるのだろうけれど。


***


新居に2回泊まってみて、やはり居間としてダラダラするのは和室がよいなと改めて思った。フローリングではいまひとつダラダラゴロゴロ出来ない。当初はとりあえず和室を寝室にしようと考えていたけれど、一から配置を考え直す。

2011/02/02 (Wed)


朝
時折雪が舞う寒い日曜日。友人が車を出してくれるというので、本格的な引越の前に新しい部屋へ事前に最低限の物を運び込むことにした。
布団とストーブとテレビと、ある程度の着替え、タオル、小さな鍋。電気と水道はもう使えるけど、ガスだけは事情によりまだ使えないのでカセットコンロ等々。つまり、その気になればどうにか新居に泊まることが出来るもの一式+αといったところ。

カーテンもないガランとした空間で床に直接毛布を敷いて(敷き布団は無い)、適当な布団を被って、結局その日はそのままそこで眠った。

朝、駅に向かう時には少し遠くなるけど河原を歩いた。昇りたての太陽と向き合って歩くことになる。キラキラした水面やら釣り人やら日向ぼっこの猫やらマラソンランナーやらがわたしを幸福にした。
その後に乗った通勤電車は暴力的な混雑だった。
2011/02/01 (Tue)


つややか
つややか
なんかもう春ですね。昨夜少し雨が降ったので、空気が湿り気を帯びて胸がキュンキュンする。
一月半ばから二月の半ばくらいというのは、気温的には一番寒いのかもしれないけど、実は生命力というのは一年間で最も感じますよね。気持ちもザワザワする。(毎年同じようなことを言っているような‥)春夏秋冬の移り変わりは気温の高低で判断するのではなくて、移ろいの結果として後から気温が変化していくのだなということは、大人にならないとわからなかった。
2011/01/25 (Tue)


障子のある家
障子のある家
本日は新居の契約で不動産屋へ。入居日は2月1日であるので(引越はもっと先)、鍵もそれ以降にもらうものと思っていたけど、もう渡してくれるというので、鼻息も荒く部屋の採寸をして参りました。結局、残留物の照明器具を取り外してもらったりなんかするので(こう言っては申し訳ないけど、あんまりセンスのよろしくない蛍光灯が3つも残っていた‥。蛍光灯って白々しくて苦手)、鍵はまた不動産屋に預けて来たけど、当初考えていた家具の配置は難しいことがわかったので、早めに採寸する事が出来てよかった。
新しい部屋は和室のある1LDKで、独りで住むには贅沢な広さ。本当は和室をリビングとして使いたいけど、部屋の作り的に難しいので、とりあえずは和室を寝室にして、おいおい配置替えが出来るかどうか検討をする。

和室には障子がある。今度の部屋というのは、実はもともとそこでちょっとしたお教室をしていたとのことで、なんと床の間もあるのです。掛け軸を調達しなきゃ!っていう感じ。といって、実際は物置になっちゃうけど。
そういえば友人が間取り図を見るなり「‥‥なんか変わってる。このリビング待合室みたい」って言っていて鋭いなぁと思った。もともとが居住用では無かったせいか、洗濯機置き場だけが、「ここに置くくらいならベランダの方がまだまし」と言いたくなるくらいに唐突な場所にあり、それだけが残念。それ以外は何も不満のない、とてもよい部屋です。そもそも和室のある一人暮らし向けの部屋自体が少ないことを考えれば大満足。

お昼は、新居近くにある美味しいと評判の中華料理屋さんのランチでビールを飲んだ。美味しかった。
2011/01/22 (Sat)


眠り箱
眠り箱
最近、猛烈にこたつが欲しいと思い始めつつも、仮にこたつを導入するとなると、自分が長年ローテーブル(?)として愛用している年代物の文机の行き場が無くなるため、さてどうしたものかと困っていたのだが、これまた長年使用している一畳ほどの大きさのホットカーペットと、使用していない毛布、あとは家で発掘した、よくわからない板を寄せ集めてみたら、その文机をこたつとして立派に利用出来るということを発見した。ホットカーペットの上に机を置いて、毛布を被せて、その上に板を乗せるだけ。一番低い電力でも異様にポカポカする。何故今まで思いつかなかったのだろう。
最後に乗せる台の部分は『よくわからない板』と書きはしたけれど、もともと古いテーブルの一部分であったことに間違いない板であるので、全然おかしくない。まるでしつらえたかのような出来映えである。あとはこたつ布団だけちゃんとした物を調達すれば素敵なこたつライフが送れるはず。

それにしても、こたつっていうのは実によいものですね。『寒い家(部屋)の中でそこだけが温かい』という状態。イヤでも人がそこに集まる。エアコンや床暖房なんかのように全体的に温まるというのは、それぞれ個人個人が好きな所で好きなことが出来るだろうから確かに便利かも知れないけど、そうゆう自由って本当は無い方がよいような気がする。(あとお菓子とかの個包装も無い方がよいと思う)
2011/01/19 (Wed)


寒い
寒い
さて。ここのところ気持ちがザワザワしていて日記の更新が出来ずにおりました。
気が付けばいつの間にか1月も半ばを過ぎて、日が伸びて来ているのをうっすらと実感し初めています。頭では「冬至を過ぎてあとは日に日に日が伸びる」と知っていても、それを実感するまでにはやはり時間が掛かるものです。

ところで。来月のことですが、人生通算8回目の引越をすることになりました。今までは横浜市内を転々と移動していましたが、今回は初の市外(でも県内)。
冗談から駒(?)のような人生ですが、昨年一年間「多摩川の河原近くに住みたい」と思い続け、言い続けていたらいつの間にか引越をすることが決定していました。
といって、もちろんただ思い続けているだけで魔法のように結果が向こうからやってきたわけではなく(当たり前)、「もしもここに住んだなら‥」といった妄想から始まり、だんだんその妄想が具体的になり、妄想が具体化すれば、そのために必要な情報を見つけるようになったり、やるべき行動もわかって来たりするし、出来ること、出来ないことの区別も付いてくる。
『河原に小屋を建てて住み着くことは少なくとも現段階では出来ないけど、30秒で河原に出られる部屋を探すことなら出来る』とか、まずはそんなレベルからだったりするんですけど。そんな感じで妄想が現実を引き寄せたわけです。
実は、引越がほぼ決まった時に、たまたま1年ほど会っていなかった友人に連絡をしたら、同時期に友人も引っ越すことになっていて、話を聞いたらお互いの引越先が近かった(駅三つ先という、なかなかよい距離感)という話もあって、こういったシンクロがあると「自分は間違った選択はしていないな」と思います。やっぱり。

荷物をまとめたり、不要なものを処分したり、各種手続きしたり、やることがたくさんあって、引越って実際大変なんだけど、わたしは必要以上に大変ぶる傾向があるので気を付けなくてはならない。大変さに溺れて何一つ物事が進まないなどということにならないよう、地に足を付けて一つ一つをこなしていかなくては。


写真は引越の報告をした友人がくれた葉書。
2011/01/18 (Tue)


2011
2011
明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

今朝は(っていうかほとんど夜中‥)、えいやっと早起きをして、セーターやら襟巻きやら腹巻きやらでモコモコになりながら、初日の出を見に行くことにしました。
外に出た時に見上げた、低い位置にある細い月と星があまりにも綺麗で、それだけで満足して引き返してしまいそうだったけれど、予定通り日の出を拝んで参りましたよ。

清々しい元旦の朝。
ずっとこの感じが続けばいいのだけれど‥。
2011/01/01 (Sat)


2010
あと数時間で2010年も終わりですね。皆様にとってはどのような一年でしたでしょうか。
わたしにとっては、良かったような悪かったような複雑な年でしたが、たぶん色々な意味で忘れられない一年になるのではないかと予想しています。あと30年くらいして過去を振り返った時に、人生の分岐点として数えることが出来そうな、そんな。


***


「よいお年を」という挨拶が、わたしは大好きです。なんかすごく優しい気持ちになれる気がします。このようなささいな、でもかなり根本的な感覚が共有出来る人とだったら、趣味とかが合わなくても仲良くなれるのだろうな。


どうかどうかお元気で。よいお年を。
2010/12/31 (Fri)



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