【※重要なお知らせ】Alfoo有料化への移行に伴う重要なお知らせ。


暮らしの革命
暮らしの革命
ここ一年くらいで「買って良かったなー」と心底思えているもの第一位は、大きな汁椀。暮らしの革命と言っても過言ではない。

詳しくは知らないのだけど『一汁一菜』という食のスタイルを提唱している人がいるようで、要はご飯と具沢山のお味噌汁と簡単なおかず一品で食事は充分だとする事のようだ。聞きかじりだけど、これには大いに賛同して大きな汁椀をいそいそと買ったのだ。
育ち盛りの10代や活動的な2〜30代くらいまでならまだしも40を越えるとそうそう量も食べられない。そうかと言って栄養バランスを考えると野菜も食べたいしタンパク質も欲しい。そこで味噌汁ですよ。具を沢山いれて大きな汁椀で頂く味噌汁。ごはんの最高のおかずは味噌汁だと元々思っているのでなんなら味噌汁だけでも良いけどそれはあまりにも寂しいのでちょっとしたおかず(とも言いがたい何か)や、最近はぬか床デビューをしたのでサラダ感覚でぬか漬けを食べている。もう本当に普段の食事はこれで良い。充分すぎる。豊かだとすら思う。
塩分がちょっと気になるところだけど、本物の味噌の塩分は害にならないという話もあるし当分これで暮らすつもりだ。もちろん、お楽しみとしての食事でご馳走を食べたりはするし、食べたいおかずがあったらお総菜を買ったりもする。唐揚げとか。フライとか。

ここのところ、どんどん食が細くなっている気がする。というか以前が食べ過ぎだったのだと思うけど、テレワーク時の昼食にはトーストを食べる事も多いのだけど、6枚切りは自分にはもう多すぎるなと最近見切りをつけて8枚切りにシフトした。生命体として順調に枯れていっているようだ。すこぶる良い傾向だと思う。(でも今のところ一向に痩せない。何故なのか)

わたしはキチンと枯れて死にたいのだ。

お金の事を発端にして、食のスタイルもいい感じになってきて今はとにかく暮らしをシンプルにしたくて仕方がない。衣服もキチンと必要な枚数を把握してワードローブの最適化を図りたいと思っている。季節が変わる度に毎回毎回「目の前にはこんなに大量の衣服があるのに着たいものが何も無い」という状態になって凹むのはもうイヤなのだ。一度しっかりリスト化をしようと思う。
おそらくだけど必要枚数を把握していないからいつも足らないような気がしていて、足らないような気がするから欲しくもないテキトーな服を場当たり的に買ってしまい、結局はゴミを増やすだけになっているような気がする。さてさて。
2021/09/29 (Wed)



月と稲光
月と稲光
今年の中秋の名月は21日だったのだけど、一日遅れの昨日多摩川でお月見をした。ここ3年毎年恒例になっているのだけど、コンビニでお酒とおつまみを買って河原を散歩しておしゃべりしながらお酒を飲んで月を愛でる。去年は狸が登場したりして可愛かった。
昨日は我々が河原に着いた時にちょうど雲が途切れてキレイな月が現れたのがちょっと感動的で、そうかと思うと稲光がピカピカしたりしてなかなかドラマチックな一時でした。

こういうちょっとした恒例行事があると、回を重ねるごとに去年はああだったとか一昨年はこうだったとか言い合えるようになるのが嬉しい。そういえば一昨年はブルーハーツを大声で歌っている中学生集団とすれ違って「あんた達輝いてるよ!」なんて言ってみたりしたのだった。


*****

お金を使うことと食べることとセックスは似ているなとずっと思っているのだけど、最近またそれについて考えている。どれもこれも、自分をよく知らないとそれについて満足出来ないどころか苦痛でしかなかったりするというのも似ている事の1つだな。

お金との関わり方を考えるようになったら、まずは@自分は一体いくらあったら最低限生きていけるのか?それを把握した上で、Aそこにあといくらあれば満足した暮らしが出来るのか?の2点を整理するとスッキリするのだと言う。それがわかっていないと手元にいくらあっても毎月いくら稼いでも、お金に対する不安を無駄に抱える事になると。
@の部分は、最低限生きるための金額だから人によってそれほど差は出ないような気がするんだけど、Aの満足部分については本当に人それぞれなんじゃないかと思う。100万あれば心豊かに暮らせる人もいれば200万は欲しい人もいればそれじゃ全然足らないって人だっているでしょう。もちろん家族構成とかにもよるのだろうが、仮に自分一人の事として考えるとしてもバラツキが出るはずで、でもここをこそしっかり把握していないとお金と適切な間合いを保てないのだな、きっと。
@Aともに自分自身についてはなんとなく「こんなもんかな」と思う数字があるんだけど、今後1,2年かけて改めてじっくりと自分を観察していくつもり。

食べ物についても最近よく考えるようになっていて、とにかくまずは自分のキャパを把握しないと食が苦痛にしかならないという事にようやく気付いてきたのだ。一時の欲望を満たすための食事もそれはそれでたまにはありなんだけど、自分が苦しくならない適切な質と量を把握しながら頂く食事というのが結局は自分の心身と暮らしを豊かに満たすのだ。(ハレとケをきちんと区別すると言っても良いでしょう)
だから最近は、食べたいものがあっても一度に全部食べないで半分は翌日にとっておくというような事が出来るようになってきた。まあ、全然出来ない時もあるんだけど、自分のお腹のキャパを観察しながらブレーキをかける訓練をしているわけです。自分が思っていたほど自分のキャパは大きくはない。

特にまとめは無いのだが、そんな事をつらつらと考えたりしています。
2021/09/23 (Thu)


架空の実家
架空の実家
昨日の朝、今年はじめて金木犀の香りを確認した。早い。あんなに暑かった夏の日々が嘘のようだ。空も高くなった。写真は近所の巨大な金木犀の木。もうすぐ仲秋の名月ですね。

今日は午前中にワクチン2回目の接種を済ませてきた。1回目は発熱はしなかったものの、倦怠感がものすごくて翌日は午前中だけ仕事をして午後はお休みをさせてもらった。謎の目眩もあって1週間くらいグズグズしていたな。2回目の方が副反応が激しいという話なので、明日は予め休みをもらっている。そして金曜日まで出社はしないように調整しました。

解熱剤と冷却シートを念のため用意して、ポカリを3リットル分作った(粉のやつで)。夜用の味噌汁は早々に作り、シャワーも済ませてしまった。まとめて炊いて冷凍しているご飯もあるし、レトルトのお粥やその他食品はそれなりに備蓄があるし、青汁もあるし、野菜ジュースもある。すごく良い味噌があるから甘いポカリが嫌になっても、具の無い冷たい味噌汁を作っても良いし、良い梅干しもあるのでくじけそうになったら口に放り込んで心身に活を入れることも出来る。
甘やかし用にアイスクリーム(ピノのアソートボックス)とマンゴーのシャーベットと桃のゼリーとプリンも買った。(プリンはさっさと食べてしまった。甘かった)準備は万端だ。かかって来なさいと、なんなら少々ワクワクしている。

接種後6時間が経過しているけど、今のところは特になにも起きていない。一回目は9時間後くらいから腕の痛みがひどくなってきて、眠気がすごくて早々に床についたのだったが、さて‥。

前回NHKの解約に着手したことを書いたけれど、あの後早速NHKに電話をして解約の申し出をしたらサクサクと話が進み、昨日家電リサイクル券の写しとともに解約申請書を投函した。これで完了。支払い済みの9月分については返金してくれるそうです。
その気になれば半月で解約できるところを面倒くさいという理由で何年も何年も支払い続けてしまった。年間14000円も‥。こういうところだぞ、自分。しかし、今回はテレビを廃棄した事を証明できる書面があるからこそスムーズに事がすすんだけど、そうでない場合はどうなのだろうか。そんなケースはいくらでもありそうだが。

最近のわたしのお金ブームの流れで、今年ははじめてふるさと納税というものを活用してみた。ふるさと納税というものは、これまで「節税?に?なるらしい?でも面倒臭そう‥?」程度の認識しかなくて自分には関係ないやと横目で見ていたのだけど、よくよく確認してみると全然面倒臭くもないし調べれば調べるほどやらない理由が何もないという事がわかってしまった。節税というか寄付という名の税金の前払いだと考えると分かりやすいね。来年の6月からの住民税から差し引かれるって事ね。みんなこんな事をしていたのかー。

わたしは楽天カードを利用しているので楽天で選んで申し込むことに決めて(ポイントがえげつないくらいに貯まるから‥)、色々あれやこれや考えた結果、お米3キロ×6ヶ月の定期便と10年熟成のお味噌3キロと3年熟成のお醤油200ml×4本にした。お米とお味噌は岩手県花巻市(賢治の町)で、お醤油は大分県臼杵市です。
数日前にお味噌が早々に届いたのだけど、これが本当に良い香りでビックリした。容器の蓋を開けるとリンゴみたいな甘い香りがふわりとする。味噌の匂いをダイレクトにスンスンしたらそりゃあ味噌の匂いなんだけど。ふっとした瞬間に甘いフルーティーな香りがするのですよ。日本酒とかもそうだよね。これはもう来年もリピート決定ですね。

今回は食費を浮かそうという魂胆から、食の必需品である米、味噌、醤油をチョイスした。これらそのものが食費の助けになるというのも当然あるのだけど、米が毎月送られてくるとなると嫌でも自炊に舵取りせざるを得ないので、暮らし方の抜本的な改善に繋がるのではないかという期待がさらに大きな理由です。
自分一人だけで暮らしていると、いくらでも怠けることが出来てしまうのでついつい出来合いのお総菜やテイクアウトで食を済ませてしまう事が多くなってしまうんだけど、そろそろキチンとしたい‥。自分で作ると代わり映えのないメニューばかりになるけど、それは出来合いのお総菜でも結局同じ事だしな。

来年あたりは豪華なお肉とかフルーツとかを頼んでもいいかもしれないな。ありもしない架空の実家からあれこれ届くみたいな感じがとても面白いね。

ややや。そうこうしている内になんとなく腕が痛くなってきたような気がする。
2021/09/12 (Sun)


川と町の間の隙間
川と町の間の隙間
15年くらい前に集金があまりにもしつこくて面倒になりクレジットカード決済にしてしまってから、朝ドラも大河ドラマも紅白もなに一つ視聴していないのに延々引き落としされ続けたNHK料金。難攻不落に思えて面倒臭いという理由でずっと放置していたのだが、えいやと解約に着手することにした。

色々調べたら、テレビ放送の受信機が設置されているならNHKを見ようが見まいが支払いの義務が生じるが、支払わなかった場合の罰則というのは法律上存在しないそうだ。わたしの場合、一応テレビは所有していて(押入れにしまいっぱなしだけど。震災の時にだけ何回かニュースを視聴はした)、支払い義務がある事は確かなので、手始めに押入れの一部を占領しているテレビを処分する事にした。ちなみに『NHK』『解約』で検索すると色々出てくるのだが、結局電話でしか申し込めないようだ。電話したら理由を聞かれたのでテレビを処分した旨を伝えて、解約申請書を送ってもらい、必要事項を記入して返送でOKだったという体験談を読んだ。その人はテレビを処分した時のリサイクル券の控えの写しを添付するように言われたとのこと。
今日日はテレビを処分するのもなかなかハードルが高い。大抵の場合は買い換え時に販売店に下取りしてもらうのだろうが、廃棄のみのとなるとどうしたものかと途方に暮れてしまう。とりあえず近くにあるリサイクルショップを探して、現物の写真を添付して買い取り可能かどうかを問い合わせしてみたら古すぎて買い取りは不可。処分依頼をすると6600円かかるという回答であった。そんなに払いたくない。仕方ないので正攻法でリサイクル券で処分することにしたのだけど、具体的にどのような手順を踏めばいいのかにたどり着くのが大変だった。何故あんなにわかりにくいのか。

@郵便局にある家電リサイクル券に必要事項を記入して所定の料金を振込
A処分したい家電と支払い済みの家電リサイクル券を指定の引取場所に持ち込む

結局、たったこれだけの事だったのだ。とはいえ、わたしの場合は自分で持ち運び出来る程度のサイズのテレビだったから上記で済んだけど、自分ではとても運べない物だったら引取にきてもらう必要もあるし、もっと複雑になるのだろうけど。

サクサクと郵便局で手続きを済ませて、先程指定業者さんまでエッチラオッチラと持っていって何ということもなく完了。リサイクル料金+振込手数料で3173円でした。

あとはNHKに電話して解約手続きをするだけなんだけど、クレカ決済だから解約申請しても延々引き落としされ続けたりしないかなと疑心暗鬼になってNHKのHPをジロジロとみていたら、なんとクレカから振込用紙支払いへの変更申請がネットで簡単に出来たのだという事を知ってしまった。(なんだろうこの悔しさは)。一応支払い方法変更の申請もしておいてみました。な、なんとなく。

ところで我が世田谷区にある家電リサイクル指定業者さんは多摩川沿いにある。数年前まで多摩川の向こう岸で暮らしていて、ちょうどその辺りの土地勘があったので電車に乗って川の側で下車。川に沿って下流方向に歩いて行ったのだけど(まあまあ距離はある)、やっぱり川は良いな。
大量の水が流れている様を見ているのが好きで、川と町の間の隙間も大好き。この隙間は有効活用していなければしていない程、豊かな気持ちになるのでボッサボサなのが良い。ボッサボサであって欲しい。「隙間があるなら有効活用しないと」というのは発想が貧しい。

今暮らしている町もとても好きでずっと住んでいたいのだけど、もう20年くらいしたらまた川の側に引っ越そうかな。日がな一日、特に何をするでもなく川を眺めて暮らしたい。海でもなく湖でもなく、わたしは川がいい。
2021/09/04 (Sat)


食べ過ぎない生活
食べ過ぎない生活
前回の更新で書いた通り、最近はお金について真面目に考えているのだけどお金との関わり方というのはそのまんま人生との関わり方に直結しているので、嫌でも自分の暮らしぶりを振り返ることになる。

固定費を見直して月間7500円の出費を削減できたけど、他にも見直すべきところがあるはずなのでこれまで何度も挫折してきた家計簿をキチンと付けようと思ったわけです。現在の日々の買い物は、クレカと同様に使えるプリペイドカードをほぼ選択していて利用履歴はリアルタイムでアプリに反映されるのだけど、そのデータを見返して活用するような事はしていなかったのだ。

先週、エクセルで家計簿のフォームを作り込んでみたのだけど、クレカの決済日と引き落とし日のズレについてはみんなどうしているんだろうとか(普段はプリペイドを使っているけど、ネットショッピングでそれが使えないケースもたまにあるので‥)、色々知りたい事も出てきたのでネットで調べていたらとっても良いと評判の家計簿アプリに行き着いてしまった。

マネーフォワードME
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.moneyforward.android.app

自分の各種口座情報やカード情報を連携することで、資産の一元管理が出来て、家計簿としても自動で費目分類してくれたりと、とても使いやすい。もちろんグラフで出費の内訳状況がパッと見えるし、設定期間内で残りあとどれだけ使えるかも一目でわかる。
Webブラウザ上で閲覧すれば表形式で状況が反映されているので、それをうまくコピペすればエクセルに置き換えてもっと詳細に分析して知りたい事を知る事が出来そうだ。(有料版だとcsvでデータをDL出来るようだけど、そのためだけに月に500円も払いたくない‥)

とりあえず普段使いのプリペイドカードとクレジットカード、銀行口座、ねんきんネット、確定拠出年金の口座を連携させてみたら、自分の資産総額が可視化されてなんとも頼もしい気持ちになった。いや少ないのはわかっている。わかっているけど現在の自分のエネルギー状態がはっきりとわかってスッキリした。
近い内に投資も始めるつもりなので、ここに口座を連携させて管理したいというのもある。無料版でも10件まで口座連携することが出来るのだ。

家計簿の話に戻ると、可視化されるというのが本当に大事で自分が一体何にお金を使っているのか、それは本当に必要なのかどうかを見極めるには正確なデータをみながら判断するしかない。当たり前のことを言っているけれど、その当たり前の事を今までやってこなかったので、お金に関しては赤ちゃんなんです、わたし。別に節約節約ってギチギチやりたいわけではなくて、お金にキチンと意思を乗せたいなと思って。

なんとなく晩酌用の酒に必要以上にお金を使っている気がするとか、面倒臭いからといって適当に買っている惣菜が無駄な気がするとかぼんやりと思っているけど、その出費が実際いくらになっているのかまではわかっていなくて、無駄なお金を使っているなとは思うけど、それでもとりあえず生活出来ちゃう(お金が足らなくなることは無い)というのもまた問題で、意識しないとお金って本当にいくらでも溶けるよなと思う。えーっと、無いなら無いなりにやっていけるけど、だからと言って多少収入が増えたところでその分の差額が自動的に余るわけではないし、余るわけではないくせに、ではそれに比例して生活の質が高くなるのかというと必ずしもそうではないという事。仮に今後大金を手にするような事があったとしても、結局用途不明瞭で消え行くのだろうかと考えるとゾッとする。

とりあえず、例えば食に関する出費であればそれが、@必要不可欠なものA無くてもいいけど心が豊かになるものや嗜好品B積極的外食(テイクアウト)C消極的外食(テイクアウト)の4つのうちのどれなのかくらいは見極めたい。Cは別に積極的にそれを食べたいわけではないけど面倒臭いから適当に済ませるための食という意味で、ここを削減して、同じ金額を使うならAやBを充実させていきたい。そこでまずはデータを収集しようとしているのだけど、「データを収集しよう!」と思った時点で、改善の方向にベクトルが向くというのはあるあるなわけで。うっすらと思っていた「そもそも食べ過ぎなんじゃなかろうか」とか「晩酌も積極的にしたいというわけではないのでは」とかを積極的に考えるようになって、ケチケチしたいわけではないけど夕食をごくごく質素にしてみる生活を数日続けたらこれが実に快適だったりして。「お腹いっぱいにならないって素敵‥」とか思っている。

お金の事を実体としてちゃんと考えるようになると、どうも色々な事がクリアになって輪郭がハッキリしてくるみたいだ。とても楽しくて、すごくワクワクしている。
2021/08/29 (Sun)


三千円の使いかた
三千円の使いかた
※講座のリンク先を差し替えました。2021.8.22/19:48

先日Twitterでこんなツイートを見かけた。

金に困らない生活がしたいが、何も外車を乗り回したいと言ってるんじゃない。季節の美味しい800円くらいの果物を我慢せずに買えるようになりたい。
https://twitter.com/iromotoai/status/1427256448732450819?s=19

これは本当によくわかる。28万以上いいねがついているんだけど、「なにも豪遊したいなんて言ってない。旬の果物を躊躇なく買える程度の生活をしたいだけなのにそれが難しい」と感じる人がこれだけ多いのが今の世の中だよなと思う。自分も含めて。

これをツイートしたのは東京藝術大学の学生さんなのだけど、まさかこんなに反応があるとは思っていなかったようで「自分が貧乏学生だからじゃなくてみんな我慢していたの?」と驚いていた。

こんな貧しくて悲しいツイートにそんなに共感しないでおくれ……
頑張って稼げるようになったら余裕ある暮らしができると信じさせておくれよ……
https://twitter.com/iromotoai/status/1427671956212514818?s=19

そうだよね‥。

お金については最近よく考えている。これまでの人生、まともにお金に向き合ってこなかったせいでまあまあ初老の域に入りかけているのに大した蓄えもないのが現状で、自分一人を最期まで安心して生かしきるにはどうしたら良いのか、いよいよキチンと向き合っていこうかなと思っているのだ。それこそ別に一瞬で稼いでウハウハ豪遊したいというわけじゃなくて、お金に振り回されずに暮らしたいという事。

以前読んだ、ヤマザキOKコンピュータ氏の『くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話』という本がとても面白かったのだけど、今月からヤマコン氏が講師となるお金や投資のセミナーが全4回で開催されると知って早速申し込んだ。昨日が第一回目でワクワクしながら参加。やっぱり面白かった。拝金主義的な、稼いだ者勝ちみたいな話じゃなくて、もっとこう‥お金に意思を乗せるというか。『自分が良いと思うことでお金を得て、自分が良いと思うことにお金を使う』というところがヤマコン氏の核になっているので、お金に対してなんとなくダーティーなイメージを持っている人にはすごくピッタリだと思う。講座名も『お金が嫌いな人のためのお金講座』ですから。『就職や結婚や年金を前提にせず混沌とした社会に立ち向かうためのオンライン講座』とご本人が紹介していたけど、とっても大切なテーマよね。

「就職なんかするもんか」とか「結婚なんて絶対にしない(出来ない)」とか「どうせ年金なんてもらえるわけがない」とか考えているわけではないし(実際にそれなりの企業に勤めてるし‥)、悲壮感やギラギラした欲望に駆られて投資の勉強をしなきゃと思っているわけでもない。ただ、やっぱり自分の力量や采配で自分を最期まで生かしきる事が出来るという確信を持てたら人生豊かに過ごせるじゃん。豊かというのは、お金にまつわる不安に振り回されずに自分の人生を選択出来るという意味で言ってます。

部分受講も出来るはずなのでリンクを貼っておきますから、興味のある方はぜひ覗いてみてください。わたしもとりあえず1回目を申し込んだだけなので、2回目以降のチケットも購入しなくては。
https://peatix.com/event/2767245

そして、昨日本屋で『三千円の使いかた』という小説を見つけたのだけど、これがまたまた面白かった。
人は三千円の使い方で人生が決まるよ、と祖母は言った≠ニいう、実に耳の痛い一文から始まる物語で、立場も年代も違う4人の女性がそれぞれ節目やピンチを通じてお金との関わり方を学びながら人生に立ち向かっていく‥というような内容なんだけど、ついつい一気に読んでしまった。

季節の美味しい果物を我慢せずに買いながら最期まで健やかに豊かに生きたいよ。ということで、わたしは最近とりあえず今すぐ自分に出来ることとして、保険料と通信費を見直して月に7500円の固定費を削減しました(年間9万円!)。9月から反映されるかな。この7500円をどうやって育てていくかが今後のテーマです。


ヤマザキOKコンピュータ氏のサイトはこちら
https://yamazaki-ok.com/puter/
2021/08/22 (Sun)


ワイドパンツ
ワイドパンツ
夏期休暇9連休も今日で終わり。毎度のことだけどあっという間だった。9日間ほとんど家に閉じ籠っていて、唯一のイベントは美容院で、前髪だけサクッとカットしてもらった。あ、それとパフェをそそくさと食べるくらいは、した。

どこにも行かず誰にも会わないとなると、どこまでもダラダラしてしまうので、今月は通っているストレッチのオンラインレッスンを申し込んでいた。浅草橋にあるこのお教室には9年前のちょうど夏期休暇中に初めて行って以来、ガッツリとハマりこんでみたり、ちょっとのんびりペースにしてみたり、その時々で間合いに変化はあれど生活から切り離す事なく続けている。自分の人生でこんなに続いているものが他にあるだろうか。(‥‥まあ、それなりにあるか)

9年前のあの頃はメンタルがご臨終寸前で、とにかく「助かりたい」「助けて欲しい」気持ちでいっぱいいっぱいで、藁をもすがる思いでお教室の門を叩いたのだった。メンタルがご臨終寸前で、何故ストレッチ教室の門を叩くのだと不思議に思う人もいるだろうけれど、説明すると長くなるので割愛。結果、たった1時間のグループレッスンに参加しただけで、笑っちゃうくらいに心が浮上して軽い足取りで、なんならウキウキした気持ちにすらなって帰宅したのをよく覚えている。
1回浮上したからといって、その状態がずっとキープ出来るわけではもちろん無いのだけれど(それはそれで怖い‥)、心と身体は想像以上に連携している事、心は直接触れなくても身体は触れるし自分自身で適切にメンテナンス出来るのだという事を体感して、それがその頃の自分にとっては救いだった。だって自分の身一つで出来るんだよ。気持ち一つじゃないよ。身一つ。気持ちは後からついてくるから大丈夫だという、福音。

で、この休暇中は9日(月)を除いて毎日レッスンがあって、それを軸にしたのでお陰様で生活が乱れずに済んだ。本当は実際に浅草橋まで行きたいところだけど、さすがに今は控えようと思ってる。


*****

先日、自分としては今までにないファッションアイテムに手を出してみた。ワイドパンツ。流行っているのか定番アイテムなのかファッションに疎いのでよくわからないのだけど、細かいプリーツになっているアレ。どんなもんかと思ったけど着用してみたら案外悪くない。わたしの体型に結構合っている気がする。しかしウエストが全部ゴムだったりしてトップスをウエストイン出来るようなデザインじゃないのが難点。どちらかというと裾はインする方が好きなのだ。

でもアレだね。新しいファッションアイテムに挑戦するというのは、とても新鮮で楽しい。自分自身や世の中の変化を受け入れてその関係性を最適化していくような感じで、流行りを追いかけるという事とはまた別の話。

それにしても大雨による被害が心配ですね。
2021/08/15 (Sun)


秋の気配
秋の気配
今日は風がとても強い日であった。夕方に外に出たらあまり暑くなかったので、久しぶりに公園まで散歩に行った。蝉の鳴き声が四方八方から降り注いでいたので、しばらくベンチに腰かけてその音を浴びた。実際ものすごく大きな音のはずなのだが、騒音だと感じる事はない。というか公園に入ってからしばらく蝉の鳴き声を認識すらしていなかった。自然に溶け込んだ音というのはそういうものなのだろう。風に吹かれて蝉時雨に耳を傾けながら空を眺めていたら、心の底から「なんかすごくいい日だなぁ〜」と思った。

暦の上ではもう秋。暑い暑いと言っても確実に空気に秋の気配が混ざり混んでいて夕方になるとなんとなく寂しい感じになる。この寂しさは嫌いじゃないです。

土曜日から9連休で夏期休暇中である。とはいえ誰にも会わずに、基本的には自宅に閉じ籠って過ごすつもりだ。午前中はストレッチと掃除や洗濯などをして、午後は3時間くらい休み明けにある社内試験の勉強をして、その後はのんびり過ごして、夕食前には半身浴というような生活を出来るだけ最後までキープしたい。で、出来るだけ‥。

去年テレワークが始まって、仕方なく自宅にWi-Fiを導入したのだけど(自宅というかポケットWi-Fiだけど)、以前使っていたスマホにセキュリティソフトを入れてネットワークに繋げる事が出来るようになったので、「どうせ使っていなかった端末なんだし」と、それをお風呂に持ち込むようにしたら半身浴が実に捗る。暑苦しいライブ映像を流してエアボーカルなどもするので、人に会わない事でだらけきっていた表情筋が鍛えられるかもしれない。浴室が共有の廊下に面しているので声を出せないのが無念である。
2021/08/09 (Mon)


エンディングテーマ
エンディングテーマ
『同年代が確定拠出年金や投資の話題ばかりするようになり、100円で買える美味しいマスカットジュースの話とかが出来なくなってきた』というようなツイートを最近目にした。そこにぶら下がっているリプを見てみると『いつまでもマスカットジュースの話を出来る人の方が素敵です!』とか『自分はマスカットジュースの話の方が聞きたいです!』的な事を言っている人がほとんどだったのだけど、それはどうだろうかと思ってしまった。100円で買える美味しいマスカットジュースの話なんてくだらないという話ではなくて、自分の感覚だと確定拠出年金や投資の話題と100円で買える美味しいマスカットジュースの話題は問題なく両立するので不思議だなと感じるのだ。

なんだろう。100円で買える美味しいマスカットジュースの話題は、純粋さや無邪気さの象徴であり、対する確定拠出年金や投資の話題はキチンとした大人(?)の象徴として扱われているような雰囲気があるんだけど、比較したり対立させたりする必要がそもそもあるのだろうか。ツイートした方はもちろん自分の体験を元にして投稿しているのだろうから、実際にそれで寂しい思いをしているのかもしれないけれど、それに対する反応として『○○の方が○○!』というのもどうだかなとモヤモヤしてしまった。


*****

お友達がやっているサウンドブログが面白い。不定期ラジオ番組みたいな感じ。(リンク先にリンクが貼ってあるので興味のある方はぜひ。)

https://blog.goo.ne.jp/deep_thinking_with_ayuko/e/1ece0f07224ae81968c528439757222e

↑の回では『自分の人生を映画に例えるならそのエンディングテーマをどんな曲にしたいか』というようなお話だった。

わたしは、自分の今際の際に流して欲しい曲は『世界の終わり』かなと思っているんだけど、これが映画のエンディングだったとしたら‥と考えてみたら、『ドリフのオチのテーマ』が絶対に良いなと思ってしまった。ドリフ世代じゃなければ普通に格好いい楽曲なんだと思うんだけど、ちょっとでもドリフにかすっているならば、この圧倒的茶番感にズッコけてしまうでしょう?

人生を深刻にとらえ過ぎたくない。なんやかんやあっても最期はズコーって終わらせたい。ズコーって。軽く。ズコーって。

『世界の終わり』も、そう。シリアスじゃないのが良くて、あちらの世界に軽やかに移行出来そうな気がする。

『世界の終わり』
https://youtu.be/gxCbtV0Mmjc

『ドリフのオチのテーマ』
https://youtu.be/2ur1bx12NTk
2021/08/01 (Sun)


 
男が偉いというなら証明してみせろ。
わたしよりも弱く情けないなんて絶対に許さない。
だって偉いんだろ。男様は偉いんだろ?
ほら偉いところを見せてみろよ。


ってのが、わが母最大の拗れでありアイデンティティなんだろうな。

2021/07/20 (Tue)



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