【※重要なお知らせ】Alfoo有料化への移行に伴う重要なお知らせ。


息吹き
息吹き
今日はストーンアートのAkieさんの個展、最終日にギリギリ観に行くことが出来ました。
石に動物がペイントされているのだけど、石は一切加工してないんです。「◯◯を描きたいからそれっぽい石を探そう」という発想でも無くて、石の中にいる動物と出会う瞬間から始まるみたいです。

息づかいまで感じられそうな動物達。生で観られてしあわせだったー。今回個展用に100点制作されたそうですが、2日目で完売とのこと。わたしもいつか小さな命をお迎えしたい‥!

https://twitter.com/akie2525/status/1181329140604997632?s=19

画廊が東銀座だったので、ナイルレストランでカレーを食べた。初めて行ったけど、美味しかった!爽やかにスパイシー。ラッシーもちょっとスパイス効いてるのかな?不思議な美味しさだった。

仕事に向かうSさんとはここでお別れして、ブラブラと銀座を散歩してから、別のお友達とお茶しておしゃべり。最後は観たかった映画を下高井戸で観て帰宅〜。なんとも充実した1日である。

色々やらなくてはならないことがあるのだが、まあ、明日からがんばることにする。
2019/11/16 (Sat)



人生初体験
来年の1月に子宮筋腫の手術をすることにしまして。10日ほど前から偽閉経療法って言うんですかね。筋腫を小さくするするための(手術しやすいように)、薬を飲んでるんですが、これを飲むと所謂『更年期』状態になるため、様々な症状が出たり出なかったりするようです。

で。わたしの場合はですね。暑い。薬のせいかはわかんないけど、必要以上に暑い。‥‥ような気がする。これが噂のホットフラッシュかぁ〜。背中が暑いんだよ。なんなんだ。

じんわり汗ばんだりするんだけど、とりあえず流れるほどの発汗はなく、この程度で済むなら別にいいや。飲んでるうちにどんどん症状が酷くなるならそれは困るな。

先月MRIに行ったのは筋腫の為だったんだけど、実際に画像で見るとなかなかの大きさであることがわかって、感慨深いものがあるよ。あと、自分の中身が画像で見られるのが大層面白いから、全身撮ってみたい。高いけど。(画像はもちろん自分のスマホで写真におさめたよ。記念に)

入院、手術、自宅療養で3週間程度は会社休む事になるんだけど、正直言うと楽しみで仕方がない。多分入院は一週間くらいでしょ?旅館に逗留する文豪気分でしかないな。入院すると痩せて体調良くなるって言うしね。ふふふ。(好き放題出来ないからな。酒も飲めないし)

気になるのは筋腫を取ったらわたしのお腹は少しは引っ込むのかってところなんだが、どうなんだろ。お姉さんが手術したという友人に「ねーねー。お姉さん手術したらお腹がペッタンコになったとかなんとか言ってなかった?」と訊いたら「お姉ちゃんマツエクの事しか気にしてなかった」だって。手術中に目が開かないように瞼をテープで止めるそうで。マツエクしたばかりだから取れたらイヤだと、しきりに先生に訴えていたそうな。‥‥お姉さん。

ともあれはやく一月にならないかなー。待ち遠しい。あとホットフラッシュ(?)はやっぱり地味に辛い。

手術日はちゃんと満月と新月の間を選んだよ。
2019/10/20 (Sun)


呪いを解く魔法
呪いを解く魔法
平成終了が間近に迫った4月の末。ゴールデンウィーク中に初めてグリーンピールという美容施術を受けました。ドイツで昔からある医学的に開発された天然ハーブを使った皮膚再生トリートメントです。実際どんなものなのかは、検索すればいくらでも情報は出てくるのでこれ以上は割愛しますが、効果は抜群です。

実は、わたしの友人が何年か前からハマってハマって遂に資格まで取ってしまったのです。好きすぎて。その友人は元々美容が大好きで、ナースの資格を活かして今は美容クリニックで働いているということもあり、まあバリバリに美容業界の最前線にいるわけです。自身でもクリニックレベルの皮膚治療はやりつくしているのだけど、そんな友人に「他の施術は全て忘れた」と言わしめたのがグリーンピール。

で、わたしはその友人にトリートメントをしてもらったわけなのですが、まあその効果にはビックリしました。正直に言うと、わたしはお肌の悩みってさほど無かったんですよ。そりゃあ年齢的に20歳代と同じというわけにはいかないし、それなりにシミもあればたるみもあるし。シワは別に気にしてないけどほうれい線は流石にイヤだなとは思ってました。でも、まあこんなもんだろうと思っていたし、なんなら年齢を考えたら、わりかしキレイな方なんじゃないかとすら思ってました。

しかしグリーンピール後のお肌の調子の良さと来たら、レベルが違います。皮膚のターンオーバーを促し正常化させて、新しく生まれる皮膚を良質なものにするっていうコンセプトで(わたしはそう認識してる)、何かの対処として特化しているというような性質のものではないので「結局グリーンピールの効果ってなんなの」と言われると正直困るのだけど、つまり『肌力の底上げ』ですよね。現在何かトラブルを抱えている人は、まずはそれの正常化。特に問題が無いならビューティーレベルの更なる向上。

あ、ここで一つ言っておきたいのですが、人って結局他人にさほど興味なんて持っていないじゃないですか。他人の「太った痩せた」なんて、ハッキリ言ってみんな興味ないですよね?気づかないじゃないですか、そんなの。(美容や身体のプロの方なら話は別)。
で、それと同じで、わたしの肌のレベルが上がったなんて話、別に誰も興味など無いでしょうから、わたしが黙ってれば周囲はたぶん気づく事も無いだろうし、こんな風に大騒ぎしていてすら「え、何が?別に大して変わらなくない?」という意見だってありますでしょう。わかりますわかります。よーく、わかります。

それでもあえて言わせてもらいますが、グリーンピール、マジ神。

わたし、嬉しかったんですよね。肌がキレイに再生して。本当に本当に嬉しくて、それと同時に「あ、わたし美しさを自分に許可していいんだ」って思ったのです。もっともっと許可していいんだって。

みんなあんまり深く考えていないかもしれないけど、美しさを自らに許すってのは実はとっても難しいですよ。許せてる人?あんまり見たこと無いです。(許そうとしている人なら、まあまあ見かける)。他の国の事は知りませんが、少なくとも日本では難しくないですか?自分の女性性を受け入れて解放して楽しむ事の(残念ながら)ハードルの高さに通じる話だと思うけど。

ああ。これは別に「美容の鬼になれ」とかそういう話ではないです。「アンチエイジング」とか「美魔女」とかいう表現も好きではありません。
『美しさを自らに許す事が出来るか?』という根元的な話です。

わたしはたまたまグリーンピールがきっかけで「わたしって自分で思っていたよりも、ずっとずっと美人になりたかったんだな」と気付かされたし「なっていいんだ」って思っちゃったんですよね。
だから今まで買わなかったお高い口紅を買ってみたり(発色の良さに最初はビビった)、お高いまつげ美容液を買ってみたり(効果ある!)、プールにガンガン通ってみたり。とても楽しいです。

えーっと、何をもって『美しい』とするか?そんなのは人それぞれですから。すっぴんに洗いざらしのシンプルなシャツが美しいと感じる人もいるでしょうし、バッチリメイクしてビシッと決まったファッションに身を包むのが好きな人もいるでしょう。
スレンダーな体型を美しいと感じる人もいるでしょうし、その逆もありでしょう。何だっていいんですよ。そんなのは何だっていいんです。美しさを自らに許した上での選択ならば。(それと、本来は言うまでもないことですが、若さは美しいですが、美しさは若さではありません)
ただ、もしも『それ』が本来自分が望んでいる美しさにそぐわないものであるなら?どうしますか?ってね、そんなことを思います。

そして、『美しさを自分に許可する』と、平行して大切なのが『今ここにある自分の美しさを受け入れる』だとも思ってる。この二つは何としても両立させなくてはならない。

わたしは大人になってから自分自身の写真を撮る事に非常に消極的だったんだけど、画像整理していて昔撮った少しの自撮りを発掘したのです。日付を見たら13年前と6年前。で、改めて見てみると自分で言うのもアレですがイケてるんですよ、わたし。自分で認識してた以上にハッキリと美人だった。

わたしって美人だったんだな。知らなかったよ。何故当時そのように思えなかったんだろう。リアルタイムで美人の自覚があれば、全然違う人生だっただろうに。
しかし、今さら悔やんでも仕方ないので、セルフイメージの呪いが解けた今、決めました。人生の後半は美人として生きることにします。

美容術の凄みってこういう所ですよね。呪いまで解いてしまう。魔法なんですかね。魔法なんだろうな。






2019/06/24 (Mon)


美しさを躊躇う理由は何ですか?
美しさを躊躇う理由は何ですか?
教えてくれよ。
2019/06/03 (Mon)


 浮遊する人
 浮遊する人
桜を見に行きました。

満開にはあと少しかなという肌寒い夜にひたすら歩いて訪れたその公園はとても広く、大きな桜の木が沢山あるにも関わらずお花見スポットとして認知されていないらしく、ほとんど人がいなくてなんだか夢の中にいるような不思議な雰囲気でした。

「最近のあなたのツイートはなんだか浮かれているね。具体的な内容がどうこうというわけではないけど、ちょっとだけ地に足が着いてない感じがする」

と、友達に言われた。

そう、確かにわたしは浮かれているのだと思う。桜を見上げてロマンチックとは言い難い他愛のないおしゃべりをしながら、話の内容とは裏腹に隙を付いて手を繋ぎ、指を絡ませて、沈黙を味わい、唇を重ね‥‥などというのは、それがどんなにありふれた現象であったとしても、当事者にしてみれば、いちいち一大事なのだから。

もちろん本人にとってはどんなに一大事でも、所詮ごくごく個人的な喜びでしか無いという事もわかっている。そして、わたし個人の喜びや悲しみなどというのは、わたし個人に興味のある人にしか面白くないだろうし、わたし個人に興味のある人なんて、まあ正直いないだろうなとも思ってる。
個人的な興味の無い相手の個人的な話を一方的に聞かされるのは相手にとっては苦痛でしか無いだろうし、一方でわたしはわたしのささやかな喜びを一般論に落とし込んでしまいたくはないので、この件について、誰かに話したりすることはあまり無い。個人的な喜びや悲しみを個人的なまま話すということが、きっと苦手なのだ。わたしは。

そうは言っても浮かれている気分に嘘はつけないので、それがTwitterの端々に表れているのだろう。我ながらちょっと可愛いと思う。
2019/04/02 (Tue)


心の一番やわらかい場所
心の一番やわらかい場所
いくつになっても傷付くのは怖い。
傷はいつか癒えるものなのだと経験上わかってはいるけれど。
2019/01/19 (Sat)


2019
2019
2018年は非常に特殊な一年でした。

明けましておめでとうございます。
2019/01/09 (Wed)


メッセージ
ねえ、わたしの事覚えてる?
‥‥きっと忘れたわね。

忘れてくれてた方が気が楽だわ。
死ぬまで思い出さないで。お願い。

でもわたしは忘れない。たぶんね。

覚えているのも
思い出すのもわたしだけでいい。

これはわたしのものだ。
あなたには渡さないよ。

どうかお元気で。
2018/02/11 (Sun)


神様のケープ
神様のケープ
平和だ。こんな風な安心感をわたしは知らなかったような気がする。なんの裏付けも無い絶対的な安心感。まるで神様のケープにくるまれているみたいな。


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10月12日木曜日。代官山で行われたプリミ恥部さんのライブに行った。それまでに宇宙マッサージを2回受けたけど、ライブは初めて。舞もあるとの事で、とても楽しみに当日を迎えた。会場は畳敷き。たくさんのお客さんで賑わっている。
失礼ながらわたしはプリミ恥部さんがこんなに人気のある方だとは知らなかった。たまたま同じテーブルに座った方達も「宇宙マッサージを受けたいけどなかなか予約が出来ない」と話されていた。わたしのように暇さえあればTwitterを覗いているような人間だとあっさり予約出来てしまうみたいだけど、そうでない人にとってはタイミングが難しいのかもしれない。

さてライブ。これはもう本当に感動してしまった。ギター1本で歌われるのだけど、何と言ったら良いのか、声が、メロディーが、細胞に染み込んできてキラキラと振動しているようで、あっという間に引き込まれてしまった。そして舞。これが凄かった。本来、見てはいけない類いの舞とのことで、出来るだけ目を閉じて感じるようにしてください‥‥というような事をおっしゃっていた。会場の照明を落として始まる舞。空間に渦巻くエネルギーに身体が勝手に反応してしまう。仙骨から頭頂にかけて昇っては下降しながらうねる背骨。つまり氣功の『鳥』の動きがナチュラルに発動してしまう。詩的に言うなら、わたしの中のドラゴンが目覚めた感じだ。
身体が勝手に反応してしまうと書いたけど、もちろん動きを止めようと思えば止められる。ただ、とても氣持ちが良いので、出来るだけ身を任せていようと思った。あれは一体なんなのだろう。震えた。

歌と舞を繰り返して、合間に来た人全員に宇宙マッサージを施すプリミ恥部さん。わたしは途中で退出したけど、この日は朝までライブは続いたようだ。(次回は朝まで残るつもり)
マンツーマンの宇宙マッサージももちろん素晴らしいのだけど、歌と舞はとてつもなく大きなエネルギーが動くみたいで、一気に次のステージに吹き飛ばされるみたいな感じがした。(個々の微調整は宇宙マッサージでしてもらうみたいな感じか)

ライブ翌日の夜。夜中に吐いた。そして土曜日は体調が悪いという感じはしないくせに、どうしてもどうしてもどうしても起きられなくて一日中眠ってた。ひたすら眠った。ライブの影響だろうか。

週が明けた10月16日月曜日。下北沢にて宇宙タイミング制宇宙マッサージ。雨の中いそいそと会場のお店に向かう。わたしは「これだ!」と思うと謎の情熱でのめり込むところがあるので、初めて宇宙マッサージを受けてからなんだかんだ毎週プリミ恥部さんの元に行っている。我ながら気持ちが悪いとは思っている。

小さな素敵な古本カフェのロフト部分での宇宙マッサージ。梯子が怖い。この日はプリミ恥部さんに触れられた瞬間からアップサイドダウンというか、ぐるりと世界が反転した感覚が。そしてこれは今も続いているのだけど、自分の頭のさらに上の方、やや斜め前方に大きな何かを感じた。巨大で丸い何か。一体何だろうか。
この日は咳は出なくて、とにかくわたしの動かない胸椎の詰まりをバキュームでズゾゾゾーーと吸われているみたいだった。身体と魂が喜んでいるのがわかる。帰宅後も一人で泣いたり笑ったりして。一晩経っても胸の奥が震えていて、鏡を見たらなんだか子供みたいな顔の自分がいた。

そこから続いているのは、根拠の無い『大好き』感。大好きの対象が何なのかはわからない。まず最初に『大好き』がある。ふと。今までの自分は一体何だったのだろうと思ったら悲しくなってしまって、少し泣いた。

わたしの中に滞っていたエネルギー達は、わたしから解放されて喜んでいるだろうか。喜んでいてくれたらいいと思う。君たちは自由だ。行くべきところに行き、なすべき事をなせ。





2017/10/21 (Sat)


純度の高いラブ
純度の高いラブ
最近、プリミ恥部さんという方の宇宙マッサージというものを受けました。ものすごい衝撃的だったのですけど、ちょっと落ち着いてきたので、少しだけ書いてみようと思う。

プリミ恥部さんの事を知ったのはお友達に教えて貰ったからなのだけど、久しぶりに会っておしゃべりをしていて何かの拍子に「こんな人がいるよ」と名前と画像を見せて貰った‥‥というような流れだったと記憶している。
さほど昔の話ではないけれどすごく最近でもない。1年は経っていないと思う。教えて貰ったその場で彼のTwitterアカウントをフォローしたものの実はそれほど興味は持っていなかった。プリミ恥部という名義も、見せて貰った画像のカラフルでユルい出で立ちも、宇宙マッサージという活動もすべてがよくわからなかったのだ。「この写真は結構イケテる」と見せて貰った画像(お若い頃?)を見て「お。美少年」とか思ったりしてたけど、正直に言うと、お友達には申し訳ないけど、奇をてらったアーティスト崩れのなんちゃってスピリチュアルかな、なんて事を思ってた。
なので、当然の事ながらタイムラインに流れてくる宇宙マッサージの告知にも反応する事無く、横目で眺めていた。よく目にはするので「色んな場所でやってるんだな」とか「かなりギリギリになってから告知するんだな」とか「宇宙タイミングとやらと予約制があるんだな。宇宙タイミングとは一体‥?」とか「ライブもやってる。舞?舞とは?」とか「宇宙料金とは?」とか、なんとなく把握したり疑問に思ったりしていました。
フォローしている事に対して特に不都合は感じなかったので、そのままにしておいたわけだけど、いつしかその宇宙マッサージとやらを体験してみたくなってしまった。してみたくなってしまったのだ。何故だかはわからない。プリミ恥部さんがTwitterでご自身の意見や思いを主張されるようなことは、おそらくほとんど無いと思うので、思考に引っ掛かったわけでは無いと思う。わからないけど。
そんな折、以前行ったことのある某ショップさん主宰で、予約制の宇宙マッサージを行うという告知が流れてきた。場所や雰囲気がわかっている方が行きやすいので、早速申し込みのメールを主宰者に送信。が、待てど暮らせど返信が来ない。翌日再送。やはり音沙汰なし。日程が平日だったため、行けるなら仕事を休まなくてはならないし、どうしたものかと途方に暮れていたところ、たまたま眺めていたタイムラインに別件の告知が流れてきたので、我ながら気持ち悪いくらいに速効で申し込み、無事に予約完了。
ちなみに返信が来なかった方には、一応『何故返信が無いのかはわかりませんが、万一当方のメールだけがそちらに届いていて、予約が完了していたとしたら困るので、この申込は無かった事にしてください』と一報をいれておいた。最後まで返信は無かったけど、通信トラブルだったのだろうか。これが宇宙タイミングというアレだろうか。

で、当日。指定されたマンションの一室を訪れる。前の方がマッサージ中なので前室みたいなスペースでポツンと待つわたし。「なんか色々訊かれたりするのかな。それは面倒だ」とか「何で来たのか訊かれたらヤダな。差し迫った理由なんて無いし。『なんとなく』としか答えられない」とかぼんやり考えてた。それにしても室内は静かである。
カチャリ。扉が開いた。特に話し声も聞こえなかったけど、どういうアレなんだろうと思いつつ腰を浮かして振り返ると、前の方が出ていらした。その後ろに写真で見たプリミ恥部さんその人が。『どうぞ』のジェスチャーで室内に招き入れられる。なんとも静かな佇まいの方である。さて何をどうしたものかと思っていたけど、別に何を訊かれるわけでもなく、名前すら確認されずに、淡々と静な声で「向こうを向いて座ってください」と言われ、流れるように宇宙マッサージは始まった。

この宇宙マッサージ。これはなんとも表現が難しいのだけど、普通じゃない事はすぐにわかった。ゆらゆら?ぐるぐる?泣きたいような笑いたいような?名前の付けられない不思議な振動が身体の奥から波のようにせりあがって来るような?特に胸椎に手を当てられるとそれが顕著。そして異様に温かい。温泉みたいだ。
このなんとも言えない温かさ、やわらかさ、安心感(?)にどっぷりと浸っていたいのだけど、そうしようとすると咳が出る。ものすごく咳き込む。プリミ恥部さんが「咳はしたかったらどんどん出してください」と静かにおっしゃるので、まあほとんどずっと咳き込んでました。「流れに身を任せたい」「でもそれは怖い」のせめぎ合いみたいなものなのでしょうか。
うつ伏せになったり仰向けになったりしながらマッサージは続く。「‥‥こんな感じで」のプリミ恥部さんの静かな声で宇宙マッサージ終了。30分だったのだけど、あっという間だったような気もするし、長かったような気もするし。ちょっと時間の感覚もよく分からなくなってた。

終了後もアレヤコレヤ言われるわけでもなく、ただわたしの方から「咳が出るのは、これはこういうものなんですか?」と尋ねたので、その答えとして「色々詰まってしまっているんでしょうね」と。「えー。わたし詰まってましたか?」「咳が出るということは詰まってたのでしょうね」と。あくまで淡々としていらっしゃる。
お支払は宇宙料金という事だけど、つまり投げ銭というか喜捨方式。その場でピンと来た金額をお支払するというやつ。む難しい‥‥。難しいけど、自分なりに納得出来る金額をお渡しした。
プリミ恥部さんは最後まで静かにそこにいらっしゃった。(扉の外にいた時に何も聞こえなかったのも頷ける)ピュアーな瞳が恐ろしくキレイな方です。

帰り道のあのなんとも言えない感覚は忘れられない。自分の身体が、すごく細かくてすごく繊細な、でも力強いバイブレーション(?)でボワンボワンしているみたいな。キレイな音の余韻みたいな?自分の波と宇宙のピュアな波が干渉しあって独自の波を形成していくような?とにかく『波』『振動』。そんな感じ。見上げた夜空の低い位置にぽっかりと浮かんだ月が何とも言えず美しかった。

それから一週間後、幸運にも再度宇宙マッサージを受けられる事になったのだけど、やはり咳がスゴい。そしてこの時はプリミ恥部さんも咳き込んでいらした。

2回宇宙マッサージを受けて、なにかとても不思議なんだけど自分の本来の軸みたいなモノを取り戻すコツを少し掴んだ気がしている。相変わらず日常的に嫌な気持ちになったり、色々なネガティブはあるんだけど、そんな時に「おや?これはわたしが選びたいチャンネルではないぞ?」と、ラジオの選局をするかのようにあるべきところに自分を戻せるというか。そんな感じでいます。

で。プリミ恥部さんは歌も歌われてライブもやっていらっしゃっるのだけど、先日行って参りました。ちなみにライブも宇宙料金制です。これが。これがプリミ恥部さんの真骨頂かと。わたしは感動に打ち震えたのですが、それはまた次回という事で。

写真は今日買い求めたプリミ恥部さんのご本。プリミ恥部さんの事を詳しく知りたい方は各自お調べくださいまし。





2017/10/15 (Sun)



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