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今日は、午前10:30〜夕方4:30まで鹿地裁206号法廷で傍聴しました!
日本の植民地政策の犠牲になった日本人が、このような訴訟に踏み切らないと保障されない日本って本当にどうかしている!傍聴するたびに怒りと悲しみで一杯になりますが、この方たちは毎日辛い思いをしながら敗戦後60余年を過ごしてこられたのです。日本という国のあり方によって二度も棄てられた方々ですが、勝訴しなければ三度棄てられることになります!
帰国支援策が不十分なので、国を相手取って県内の中国残留孤児24名が闘争中の損害賠償訴訟の公判で、原告中2名の女性の証人尋問と、作家の井出孫六さんが原告側の証人として証言をされた。
井出孫六さんは、「どれだけの日本人が日本に帰りたがっていたか、もっと早くせめて20年前に肉親探しを始めていたら・・・1972年九月の中国との国交回復後に何よりも優先すべき最大の義務は帰還引き上げだったはずなのに、あまりに対応が遅れた!」と、早期救助を怠った国の責務を何度も繰り返し訴えられた。
井出孫六さんの力説された国策の行方。講演会でも開いて、もっと多くの方に現実を知ってほしかったなぁ・・と思いました!それほどに内容の濃い証言でした。
残留孤児の方々の記憶を辿る訴え、井出孫六さんみたいな弱い民衆の立場にたちきる屈指の研究者,作家の証言に国はどのような判決を下すのでしょうか?
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