木曜に続き、大阪のギタリスト畑ひろしさんとベース赤坂実さんとのトリオ。
今にも降り出しそうな曇天の先行きを心配しつつ、この日1番の来店客はうちの奥さんだった。
スローなスタートではあったが、ほぼお店いっぱいの客入り。
僕自身は昨夜酷く咳きこんで、病院からもらった咳止めがなくなったので店に来る前に薬を買い投薬して演奏に挑んだ。
かなり前の事だが、鼻風邪のせいで演奏中に鼻提灯が出来てしまった事があり、とても恥ずかしい思いをした経験から、演奏中の咳などのアクシデントは避ける必要があったのである。
畑さんのステージはセットリストは無く、ステージが始まってから演奏する曲をその場で順次決める。
曲によってスティックを持ち帰る必要があるので、次は何を演奏するのか注意深く曲名紹介に耳を傾ける。
畑さんの演奏にはユーモアが盛り込まれていて、その部分にお客さんに対する関西的なサービスと言うか、演者と聴き手の距離の近さを感じた。
演奏終了後、お客さんを交え歓談する中で、やんわりした畑さんのムードに引き込まれる。
やはり人には個人の特性に加え土地柄もあるのだと実感。
畑さんに出会えた事に感謝しつつ再会を祈って散会となった。