定例でD-BOPさんで行われている毬音が大喜びしそうなイベント「札幌フリージャズ最前線」
2016年1月の2回目から参加させてもらい、前回は帰省と重なり参加できなかったので、今回で6回目の参加。メンバー:サックス阿部辰也 ピアノ石橋マヤ子の3人での参加は3回目。
ネットで見つけた中古のチャイナシンバルが前日に届いた。
シンバルってのは新品はどうも音がキンキンして使い辛い。
我が家の経済状況と自分の欲望を天秤にかけ、清水の舞台から飛び降りた気持ちで購入した中古シンバルをこのイベントで初音出し。
これが思いの外良くて(モノの状態ではなく音的に)期待以上のいい音が鳴ってくれた。
それが演奏のモチベーションを上げた。 そして今回は途中にダンサーに参加してもらった事と、短めに区切りオーディエンスに飽きが来ないように工夫した事で演奏に対する集中力の維持が楽だった。
それらの要因から大変楽しい演奏ができた。
聴き手を置き去りにしがちなフリージャズで、聴き手を飽きさせずどれだけ惹きつけていられるかが決め手という自論から、トランス系であれば単調な音を長く流す事で徐々に客を取り込めるが、ノイズ系はダラダラと長い演奏は必ず客は飽きるので、演奏に入り込みつつメリハリと展開に気を遣う必要性、ある意味で「抜く」や「引き際」の重要性を感じていたのだが、今回はダンサーの参加も手伝って、その辺がうまく行ったと思えるステージだった。
とにかく楽しく毬音への祈りを捧げられた。