チャンカーはマリオン


 ●●●  The TE・TM弐拾参屋珈琲店ライブ
The TE・TM弐拾参屋珈琲店ライブ
朝方、震源地震度4の余震があった。
9月6日の地震以来、2〜3日に一度の札幌でも体感する規模の余震が続いているが、やはり土地の魂の荒らぶりは収まってないようだ。
もう一度大きな揺れを吐き出すのではないだろうかと危惧している。

時折冷たい雨が降る中、去年の12月クリスマス企画のライブで初めてお世話になった弐拾参屋珈琲店でのライブ。この時がTheTE・TMのトリオの初ライブだったと思う。

当日午前中は歯医者へ行った。上前歯計5本の差し歯が限界に達し、これ以上差し歯として維持は無理との判断でついに入れ歯を作る事になり、入れ歯初日となったのだが、口の中の違和感が半端なく喋り辛いのなんの。見栄えだけは問題なかったが、ガタツキもあり下の入れ歯との噛み合わせが悪いのか、モノを噛むと下の歯茎に激痛が走る。
そんな悪環境の中で集中力維持に苦労した演奏だった。
今回はシットインゲストとしてトロンボーンのしおりチャンと歌のまきチャンが加わった。

自分のリーダーライブとは大きく異なり、The TE・TMで入るお客さんは年齢層も高く付き合い上で来てくれる所謂身内客が少ない。 純粋に聞く側として来てくれる本来あるべきスタイルでの演奏になる。
このお店ではお客さんにアンケートを取るのだが、数名の方からドラムへの称賛コメントを頂けていたようで有難かった。

演奏を終えて、歯茎の痛みから早く解放されたい一心で家路を急いだ。
2018/10/12 (Fri) 23:24

 ●●●  小樽・2018/10/7音座なまらいぶ20th
小樽・2018/10/7音座なまらいぶ20th
生前の毬音も楽しみにしていた小樽・音座なまらいぶも20回を迎え、しっかりと小樽に根付いたイベントになったようだ。
台風から温帯低気圧になったとはいえ、ニュースでは大雨強風に注意と喚起されている中での開催だったが、若干雨には降られたが強風の影響はほとんどなかった。
 
数年前まで今の奥さんとピアノトリオで数回参加し「グルービー」というお店で演奏したが、今回は毬音とも縁の深い店「フリーランス」。
8年前に亡くなったこのイベントの発起人の一人であるギター小倉義満さんに20回目を迎えた事へのお祝いと報告の意図で参加したのでイベント事務局でもある「フリーランス」は適所! 
参加面子は8月にジェリコでやった「歳の割には無茶するカルテット」のピアノ:石橋マヤ子 テナーサックス:阿部辰也 ベース:天野幹旦。
昼過ぎに注文していた新しい届いたばかりのシンバルを早速試演とばかりに持参する。
阿部辰也さんと石橋マヤ子さんは、僕と同じく小倉さんとこのイベントに一緒に参加した事もあり、小倉さんとの縁は深い。それだけに演奏は思いの丈を吐露するかのように熱いものになった。
小倉さんの奥さんも「楽しみにしてました」と言って来ていただけた。
演奏内容は各人自由過ぎるハチャメチャぶりで毬音にも大喜びなものになった。

演奏を終えてお客さんが引き、楽器・機材を撤収してる時も2名の女性客が残っていたのだが、彼女たちは関西からの観光で、イベントとも知らずたまたまフリーランスに入店して「歳の割には無茶するカルテット」の演奏に遭遇したらしい。
そのお客さんの横に座っていた奥さんから後で聞いた話では、彼女たちの聞こえてきた会話では、ニューヨークで聴いたブルーノートやビレッジバンガードでのライブは良かった等の回想話だったそうで、耳の肥えたお客さんだったらしい。
帰り際に「偶然入ったお店で良い演奏が聴けて本当に楽しかったです。でも飲み物代しか払って無いが、チャージは不要なのか?」との発言に、演奏に対して払う価値ありと評価してもらえたのかと手前味噌な解釈をしてほくそ笑んだ。

帰宅して何気に疲れていたのでシャワーを浴びてTVを見つつ睡魔に任せ一旦眠りについたが、猫に起こされ目がさえてしまったので、こんな未明の書き込みになってしまった。

『小倉さん、音なまも20回を迎えましたよ!!』
2018/10/08 (Mon) 4:49

 ●●●  簑谷トリオ@ジェリコ
簑谷トリオ@ジェリコ
毬音お気に入りだったジェリコで、ピアノ:簑谷アキコさんリーダーで ベース:赤坂実さんとのトリオ初ライブ。 簔谷さんの生徒さん発表会のサポート演奏では赤坂さんと2度ほどご一緒したが、ライブとしては初めての演奏。
2ステージ目の途中、自己紹介を兼ねてMCを回されたのだが、そこでの喋りがダダ滑り><  しかしそんなものには慣れっこで負けないのである。
TV等で歌謡曲やロック・ポップスの演奏場面ではドラムスが真ん中に置かれるのはよくあるが、ジャズのトリオ演奏ではドラムスが真ん中になる事はまず無い。
普段トリオで演奏する時はベースを真ん中にピアノとドラムスが挟む形が多いのであるが、ジェリコではスペース的にドラムが真ん中になってしまう。 これが結構厳しい環境になる。 どう厳しいのかと言えば、ピアノにはドラムスを挟むのでベースの音が聞こえ辛いらしい。ドラムにはピアノとベースが分離して聞こえバランスを取るのが難しい気がする。
なので、自分の音量が全体的なバランスでどうなのかに気を取られて演奏での集中力を欠いてしまう事もしばしば。 そんな苦闘の中でも楽しみを生み出して演奏する、これも一つの醍醐味と思うのだった。

2018/09/27 (Thu) 23:54

 ●●●  DeeDeeセレクトライブ
DeeDeeセレクトライブ
いつもDeeDeeジャムセッションで顔を合わせるギターの古谷さんのリーダーライブでお手伝いさせてもらいました。
ほぼ同年齢なので懐かしいフュージョンの曲等の選曲は懐かしさを感じましたが、難しい(´Д⊂ヽ
メンバーは 古谷ひろみ:ギター 安部パキ:ピアノ 天野幹旦:ベースを基本に歌2名、トロンボーンと代わるがわる加わったスタイル。
一応サポートという事で控えめにしてはいたのですが、2曲ほど自分の中身をオープンに近い演奏をさせてもらいました。

この日はお店に行く途中知らない人とちょっとした事で口論してしまい、ごく稀ですが酷くガラの悪い人間になってしまう自分が出てしまい落ち込んでいたのですが、演奏を終えて自分の集客力の無さが無力感となって拍車をかけ、帰宅して自己嫌悪のどん底にはまりました。
自分は人としてダメなんだという若い頃常に抱いていた苦悩を久々に味わいました。
たまにこんな時もあった方が良いのかも。。。
エキストラメンバーは西野明見:歌 澁谷明美:歌 鈴木しおり:トロンボーン だったと思います。
2018/09/21 (Fri) 23:22

 ●●●  阿寒町墓参
阿寒町墓参
奥さんのご両親の墓参り。 いつもは誰も居ない納骨堂で奥さんと二人だけの参拝者しか居ないのだが、この日はお彼岸で幾人かの参拝者が途切れずに往来していた。
去年が来れなかったので、今年は必ず来なければと心に誓いをたてていた。
今年は新千歳から全日空の飛行機で釧路へ。空港でレンタカーを借り墓参をして釧路駅でレンタカーを返却。そしてバスで札幌へ帰るという新ルート。
正規運賃であれば22800円もする、新千歳から釧路の飛行賃だが、早期割引で6800円とかなり大きな差がある点に気づいた事から、このルートが実現した。
レンタカーもいつも利用している「たびらい」なるサイトで格安で借り、バスは金券ショップで4枚回数券のばら売りで格安で仕入れた。
我が家の最寄りバス停・宮の沢から新千歳空港行きのバスは5:40と8:10の1日2便しか出ていないが、その早い便に乗り1時間ちょっとで空港に着く。
札幌から釧路のフライトは久々に乗るプロペラ機。しかし離陸時の加速等はジェット機に劣らないパワーがあり、なんと40分で釧路到着。 宮の沢から新千歳より短い時間で到着するのだった!
この日は翌日のライブのリハーサルが急遽予定されたので、リハーサルはドラム抜きでと思っていたのだが、墓参りを終えて取りあえず予約していたバスの変更可能か電話してみたところ、可能だとの事で急ぎ釧路駅方面にレンタカー返却のため走り返却。予約していたバスは夕方だったが、変更後のバスは昼過ぎに釧路を出て夕方札幌着。
結局、行きに用事た時間:バス1時間、飛行機40分、釧路滞在は4時間、釧路から札幌へのバス5時間と慌ただしいものになってしまった。
釧路の町では魚醬ベースのラーメン(2年前にも食べた)を食し、幣前橋まで散策しただけで終わった。
釧路から帰宅し、食事をしてリハーサルへ向かう。
リハーサルを終えて帰宅したのが深夜0時過ぎ。 奥さんはぐっすり眠っていた。  地震でボイラー故障の余波で風呂がまだ使えないので、他の部屋でシャワーを浴びて朝4時半から始まった長い1日がようやく終わった。
身体的に運動量はそんなに無いのだが、移動する事は実に疲れるのである。
来年は往復飛行機にしようかと考えている。
2018/09/21 (Fri) 9:11

 ●●●   小林直子with The TE/TM@DeeDee in158回目の毬音月命日
 小林直子with The TE/TM@DeeDee in158回目の毬音月命日
今回の小林直子さんとの演奏3日目。
本日も毬音の好きな「サニー」を選曲に入れてもらい、ありがたく演奏させていただいた。
今日のライブは14時開演と昼のライブ。
午前中に花とお供えを買いに出かけるが、まだ地震・停電の影響を引きずる北海道ではスーパー・コンビニでの品薄・営業時間短縮は続いているので買い物客が長蛇の列をなしていた。
時間が無いので花を買い、近所のコンビニでコーヒーゼリーとシュークリームをお供えとして購入。
花とお供えを上げ、急ぎ歯医者へ。
1週間持たなかった差し歯を再度付けなおしてもらうが、これもどのくらい持つか怪しい。
歯医者を終えて今日のライブ会場DeeDeeへ急ぐ。
札幌西区周辺ではいろんな神社の秋まつりを開催中で、車や人通りは多いのだが反面昼のライブの集客は厳しかったようだ。
今日の演奏は毬音の月命日と言う事もあり、祈りをこめて音を出した。

現在の我が家は台所が使えない状況なので、オムライス作りに工夫が必要だったので、ライブを終えて早めに退散させてもらったが、結局出来合いのものをお供えするしかなく、スーパーに買い物に行くがオムライスが見当たらず天津飯で勘弁してもらう事になってしまった。

でも月命日にライブで演奏できるのは本当にありがたい事だ。
2018/09/16 (Sun) 21:53

 ●●●  西野神社でジャズ
西野神社でジャズ
福山雅治氏も参拝したと噂の西野神社で秋まつりの一環として野外コンサートがあり、5バンド出演する中のひとつとして、昨夜のメンバーで出演させていただいた。
一応自分の中では奉納と位置づけていたので、社殿に参拝を済ませる。
この日も札幌は晴天で暑い。 しかも昼間の野外は結構辛い気もしたが、開放的なステージは久々でワクワクするのだった。
25分程度の演奏だったが、お店で演奏する時とは異質な聴衆を演奏しながら眺めて楽しんだ。
縁日も出店していて帰りに奥さんのリクエスト「綿菓子」を購入。しかし今どき綿菓子が500円もするのに驚いた。放置していれば消えてなくなるような淡く原価もほとんどかからないようなお菓子が500円・・・

帰宅してまず仕事中の奥さんから「メール見た?、悲しいお知らせのメール」と言うのでメールを確認。 
なんと我が家のボイラーが震災の衝撃か何かで損傷していたらしく階下に水漏れしているらしい。 
確かに地震で停電して間もなくボイラーの方から「バン!」という音が聞こえたのだが、電力復旧しても給湯に問題無かったので気が付かなかった。
そこでボイラーを交換する必要があるのだが、最低でも1週間は風呂・台所の水道が使えないと言うのである。 その影響は風呂は勿論、洗濯もできず、台所仕事ができない。 
洗い物などは洗面所でやるしかないのだが、調理するにも不便極まりない。
急ぎ大家さんに電話して、1週間も風呂に入れない洗濯できない通常生活ができない状態に事に対し、対応策もなく耐えろと言うのかと迫り、洗濯はコインランドリーしか仕方ないのではあるが、風呂に関しては空き部屋があるのであれば、せめてその部屋の風呂を使わせてもらえるように交渉して風呂だけは空き部屋のふろを使えることになった。
電話の後数分後に大家さんがうちに来て、何号室の風呂を使ってください、この度は申し訳ありませんと平謝り。
それにしても地震の停電で通常生活が脅かされ、やっと通常に戻ったと思ったらこんな事態に。 西野神社で厄払いしてくれば良かったよなぁ、まったく。
 
2018/09/15 (Sat) 17:53

 ●●●  小林直子with The TE/TM
小林直子with The TE/TM
札幌市内で甚大な被害を報じられる清田区にあるベイジルというお洒落なパスタのお店。 現オーナーが移転するらしくこのライブがお店最後のライブとなるらしい。
そのライブを東京からのボーカル小林直子さんが飾る。そのバックをピアノ阿部パキ ベース赤坂実と僕のトリオで務める。
小林さんと赤坂さんはベイジルとは10年以上前からのお付き合いで何度もライブを催しているようだが、阿部さんと僕は初めて。 丁寧に扱われているであろうと思えるグランドピアノがあった。 ドラムセットは自前を持ち込みむ。

小林さんとお会いするのは2度目で、共演としては3度目のライブ。 ステージの運び方やスタイルを少しながらもわかっていたので、演奏もやりやすい。
所謂ライブハウスとは違うので、来店されるお客さんの層も年配の方が多く、音を出す側と思える人は居らず、純粋に小林さんの歌と我々の音を楽しむために集った人々と言うのが伝わってくる。

小林さんの選曲に毬音が好きだった「サニー」が含まれており、しかもドラムフューチャーとして祈りを込めて演奏させていただけた。
演奏後には打ち上げとして料理も提供して頂いたのだが、今朝治療終えたばかりの差し歯が取れてしまい、美味しい料理を存分に堪能できなかったのが残念。

奇麗な三日月の夜でした。
2018/09/14 (Fri) 23:56

 ●●●  Trio The Northern Lights ライブ@DeeDee
Trio The Northern Lights ライブ@DeeDee
北海道胆振東部地震から1週間。
40時間の停電からは解放されたものの、買い物するにもまったく品薄でスーパーの営業時間も短縮モード。
1日に1度は札幌でも体感する余震が続く中でのライブ。
古舘賢治ギター 大久保太郎ベースでバンド名改名してから4回目のライブ。
手前みそではあるが、オーソドックスなジャズという形に拘らずあらゆるスタイルやその時々での高い即興性を持つ良いトリオだと思うのだが、なかなか集客ができない。
偏に自分がリーダーと言う点が集客を鈍らせているのだろう。

何度もリーダーライブはもうやらないと思っても、演奏が好きで、自分の思う音世界を表現したい欲望から数は減らしながらやってきたが、継続は力にはならないようだ。
この先自分のリーダーライブの予定は無いので、これが最後のリーダーライブになるのかもしれない。 リーダーとしての資質が無い結果だから仕方ない。
2018/09/13 (Thu) 23:54

 ●●●  北海道胆振東部地震
北海道胆振東部地震
北海道では最大と言われる震度7の地震。
休み前夜でのんびりとDVDで映画を見ていた9月6日未明の3時過ぎ、突然の激震に見舞われ寝室から奥さんの慌てふためく声がする中電力消失し暗闇に。
闇の中の大揺れは何が落ちたり飛んでくるのかわからないので、頭を覆い小さくうずくまって忍ぶ。 揺れが収まってスマホの明かりで家の中を見回したところ、箪笥の上にあった花瓶と空気清浄機が落下して破壊されていたのが大きな被害で、あとは小物が倒れたり散らばっている程度で済んだ。
しかし不思議なのは、僕の部屋では結構なものが散乱していたにも関わらず、毬音の祭壇は花瓶も倒れず何一つ動いた形跡が無かった。

そこから停電の苦労が始まった。
夜が明けて隣のマンションの玄関先の散水栓から給水できると張り紙があったので、一睡もしていない状態だが、何往復も水を運んだ。しかもエレベーターが止まっているので階段を6階まで上り下りしなければならない。
情報は奥さんのスマホのワンセグでテレビから得るのだが、停電の復旧は目処が立たないと言うので先行きの不安が募るばかり。
外が明るい間は水汲みと車のエンジンかけっぱなしでモバイルバッテリーの充電に走り回る。 
そして夜になる。まだ電気はこない・・・
ふといつもと違う外の景色を見ていて気が付いた。
星空を見るにはまたとないチャンス! しばくベランダで星を観賞。
でも珊内村で見る星空の星の数とは比べ物にならないのではあるが、久々に星空を見上げた。 少しだけ睡眠をとったが、夜が明けても電力復旧の兆しはなく、仕事は休みになり、また水汲みとバッテリ充電に奔走。前日の水汲みの苦行が足腰の筋肉痛と地震に対する緊張感が薄れた事と睡眠不足でウトウトする事が間々あった。

そしてまた夜を迎える。近所の噂では停電の復旧は土曜の夜では無いかとの事。
とにかくいつまでかが分かるだけでもストレスのかかり方は違うものだが、あくまで噂で確信を持てないのが辛い。
メディアでは停電の半分以上は復旧したと報道しているので、窓の外を見ると遠くには街明かりが見えている。 頻繁に窓から眺めるのだが、徐々に街明かりは近づいてきている。
そしてよる7時過ぎやっと電気が戻ってきた。 これでトイレに苦労しなくて済むのが一番安心した事。
それにしても電力に頼り切った今の生活体制に大きな疑問を持たされた。
2018/09/08 (Sat) 9:55

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