チャンカーはマリオン


 ●●●  峰厚介カルテット
峰厚介カルテット
テナーサックス奏者峰厚介さんのライブを聴きにジャムジカへ。
メンバーは僕のリーダーユニット「想」のピアニスト中島弘惠さん、ベースは先日大野智子トリオでお世話になった秋田祐仁さん、アルトサックスは来週金曜ご一緒する奥野義典さん、ドラムは来週火曜変態トリオでご一緒する小山彰太さん、そしてリーダーの峰厚介さんは、僕がNYで働いていた「まつや」というレストランで、社長が「昔 峰君ってサックス吹きがコメを研いでご飯が炊ける合間に良くサックス吹いてたなぁ」と言っていたレストラン「まつや」では大先輩になる。
思い起こせば、1998年辺りの倶知安ジャズフェスティバルで、僕はアマチュア枠で出演した時に峰さんがゲスト出演されていて、楽屋前でご挨拶をした事はあったが、今回は少しお話ができた。
演奏は出演者各自のオリジナル曲を交えた内容の濃い聴きごたえのあるものだった。客席もほぼ満杯状態。
こんなにお客さんが入るライブを見ると、殊更自分のリーダーバンドのライブへのモチベーションはダダ下がりになるわけで・・・

とにかく今後ありがたくも自分にオファーのあるライブに対しては全力投球で臨むべし!
そんな決意を再認識した次第也。
2018/11/26 (Mon) 23:47

 ●●●  毬音160回目の月命日
毬音160回目の月命日
札幌の初雪はまだ降っていない。
道民のほとんどが雪はコリゴリと言いつつも、初雪を見る目には怒りではなくむしろ馴染んだ愛着を感じる。
僕自身も初雪を心待ちにしているが、いざ積雪の道を車で運転する時は穏やかな心境にはなれない。

今日は朝からオムライスを作った。
花は昨日のお休みに花屋へ行くと、春の花のはずのリューココリーネを発見したので即決で買う。
リューココリーネは桜餅の甘い匂いが特徴。
金銭的に余裕があればリューココリーネを束で買いたいものだ。
あとは毬音はお酒好きなのにちょくちょく買っていたエクレアと、バームクーヘンの切り落とし。
これもなんだか貧乏くさいが、我が家の経済力からすると妥当と思われ・・・

僕も後一か月ちょっとで還暦に達するわけだが、まったくもって実感は無い。
しかし身体的にあちこちと痛い所や体力的な部分で衰えはある。それより逼迫するのは老後の生活の不安。
年金暮らしなんてのはずっと先で現実的に考えてなかったが、そろそろ現実として考えなければならない状況になった。
退職金やボーナスも無い仕事に於いては、先は暗闇でしかない。
そんな不安をひと時でも忘れられるのは楽器を演奏している時だけなのだが、需要の少ない自分にはここのところライブ本数も少ない。
経済的不安と演奏機会の少ない事での自己存在意義の喪失で鬱に転落しそうな瀬戸際で喘いでいるのが実情。

ひとつわかった事、自分は鬱の瀬戸際になると饒舌になる。それは不安を払拭するための必至な抵抗なのだが、そこからまた失敗を生むことがある。
そうなると絶望的な気分になる。 これは一種の男の更年期なのかもしれない。
2018/11/16 (Fri) 12:44

 ●●●  大野智子トリオ@ジャムジカ
大野智子トリオ@ジャムジカ
紅葉はほぼ終わりになり遠くの山の雪が少しずつ麓に迫ってきているけれど、平地での今年の初雪はかなり遅れている。 初雪が遅い年はドカ雪というのが慣例なのでこの冬は用心が必要かもしれない。
この夜は大野智子5年ぶりの来札してのライブ。
今回は11日12日と大野のご主人アレン・ファーナム氏も札幌でのギグがブッキングされている。
今回アレンと顔を合わせられるのは11日の夜だけなので、円山のハウスオブジャズにて
Jay Thomas(tp)小濱安浩 (ts)池田篤(as)Allen Farnham(pf)島田剛(b)倉田大輔(ds)酒本廣継(tb)のメンバーでの演奏を聴きに行った。 
トリオや1管の編成での演奏がほとんどの自分にとっては4管でのハーモニーは新鮮だった。
演奏が終わってアレンと少しばかり会話してお店の外まで見送ってもらい帰宅。
そして本日はベースに秋田祐仁氏に参加願っての大野智子トリオとしての演奏。
相変わらずパワフルな演奏とMC。 彼女のパワフルさにつられ自分の演奏にも力が入る。 途中、大野が前日に一緒に演奏をしたボーカルの高田恵美さんがシットインして歌を披露と盛りだくさんな内容のライブになった。
考えてみると彼女との付き合いも30年以上になる。
札幌を去るのは翌朝早朝5時台のバスで空港に向かい、アレンはそのままアメリカに帰国、大野は東京でのギグが待っている。
僕にとっては懐かしい音と「絆」を感じさせてもらえた演奏だった。
2018/11/12 (Mon) 23:56

 ●●●  The TE/TM定例ライブ@DeeDee
The TE/TM定例ライブ@DeeDee
我が家の窓から見える景色が、手前に紅葉奥の山々は雪をいただくという、僕の一番お気に入りの景色になった。
ついに朝晩はストーブの登場。 しかし今年はまた灯油の高騰。 目減りしていく給料、徐々に吊り上がる物価、追い打つように来年は消費税も上がる。この国に明るい未来を見出すのは無理なようだ。 
「美しい国日本」と最高権力者は言った。「美しい国=美国」美国は中国語で言えばアメリカの事である。「美しい国日本」は暗に、日本はアメリカの配下にあると公言したに過ぎないのではないだろうか・・・
不平を口にするとキリがない。

そんな苦悩の日々の中でも、演奏できる機会を与えてもらえるのは幸せだな事である。
この日は時折冷たい雨が降る荒天で、いつもは土曜開催の定例ライブだが諸事情で今月は1日木曜に振替られたので来客数が気になるところだったが、予想に反して結構なお客さんが入ってくれた。
ドラムを演奏する時気になるのが靴。  冬には雪道を歩く靴での演奏は困難なので、演奏用に靴を履き替えるのは良くある事だが、今日は演奏での「靴」の重要性を実感した。
家の中での練習の際に履いているマリンシューズを2か月ほど前に新たに外での演奏用に購入した。
このマリンシューズが演奏には実に功を成しているのだ。
ジャムセッション等ではわざわざ靴を履き替えるのは大変なので履いている靴のまま演奏するが、ライブ時には履き替える事の重要性をホトホト実感した今日のライブだった。
2018/11/01 (Thu) 23:14

 ●●●  桂田みずほバンド@DeeDee
桂田みずほバンド@DeeDee
この時期札幌と福岡の日没時間が1時間近く違いがあり、夕方5時でも明るい福岡では何となく得した気分になる。
札幌は紅葉が進んでいるようだが、台風が直撃した年の紅葉は鮮やかさに欠けるのは仕方ない。 これからしばらく札幌は雨が続くらしい。冬タイヤへの交換のタイミングに悩まされる時期でもある。
ピアノ桂田みずほさんリーダーでべース:赤坂実氏、ゲストにサックス:奥野義典氏を迎えたライブ。
奥野さんとの共演は本当に久々で、キレがあり無駄のない音使いは流石だとあらためて感心させられる。 それに引き換えこの日の自分はなんとも無駄が多い雑な演奏になってしまった感が拭えない。 うーん、、、自分の演奏を左右する内なる要因が未だにつかめない。
今回1曲リクエスト曲を演奏してもらった。 僕の場合自分が演奏したいという曲もあるが、共演者がこの曲を演奏する音を聴きたいというスタンスから選曲する事が多い。
なのでドラマーが派手に活躍する曲ではなく静かな奇麗なメロディーの曲を選ぶことも多々あり、今日もそんな1曲をリクエストした。
内なる葛藤はありながらも、演奏というメンバーとの共有時間はしっかりと楽し無事が出来た夜だった。
2018/10/26 (Fri) 23:01

 ●●●  帰省・秋
帰省・秋
18日の夜は久々に実家に泊まる。
一人暮らしの長く、神経質な母は自分の生活ペースを乱される事を嫌う傾向があるので、極力帰省中は他に宿を取るのだが、この日は夜行バスで車中泊の予定が夜遅く小倉についたので実家で寝る事に。
明けて19日、札幌の気候とは大違いで蒸し暑く、一日中実家では冷房を入れた部屋の中で、母のスマホのアプリで更新が必要ものを実行したり、家の中での不便に感じている部分を手直ししたり、自分の義歯を自分で調整したりして過ごし、早めにこの日初めて泊まるホテルにチェックイン。
このホテルがヤバイ。。。。
角部屋で奇妙な作りになっていて照明が薄暗くカビ臭かと思えるようなヘンな匂いが充満している。 霊的な何かもありそうな気配。 この部屋で2泊と考えると憂鬱になる。
20日土曜、昨日とは打って変わって乾いた涼しい風が吹く爽やかな日和になった。午前中小倉を少し散策して実家へ。 タクシーを使い父の墓参りへ行き、帰りに戸畑駅に寄って駅弁「かしわめし」を買って実家へ戻る。この日の晩飯は当然かしわめし。  気味の悪いホテルで過ごす時間を極力減らしたいのでこの日は割と遅くまで実家で過ごして、ホテルに戻る。
21日7時にはホテルを出て実家へ。大きな荷物をゆうパックで自宅に送る手配をして15時頃発ち博多へ。
この夜は現在札幌在住の名のあるドラマー小山彰太さんのソロライブが博多リバーサイドという店であるので観賞する。 演奏も素晴らしかったがお店番のバーチさんと色々お話できて、札幌からの部外者的な疎外感も全くなく有意義な時間を過ごしホテルまで徒歩で戻るのだが、何度歩いても博多の街は分かりづらい。放射状になった道は方向感覚を見失いそうになる。
彰太さんも22日札幌に戻ると言っていたが僕の飛行機は彰太さんの便より3時間ほど早いので一足先に札幌に到着。 思ったほど北海道は冷えてなく、いつも帰省から戻った時の気温差を楽しむ事ができなかった。

今回の帰省は内容満載であった。
2018/10/22 (Mon) 8:38

 ●●●  具沢山の1日・奈良>京都>北九州
具沢山の1日・奈良>京都>北九州
夜明け前に宿を立ち近鉄奈良駅から二月堂を目指して歩く。途中で日の出になってしまうが、二月堂の行灯が灯っている時間にギリギリ間に合った。
二月堂から奈良市の街に徐々に朝日が当たる光景を1時間ほど眺めていた。
三月堂の開く7:30には10分ほど早かったが入館させていただき、今年3度目の不空羂索観音と対面を果たす。 ほどなく小柄な老齢の女性が入ってきて丁寧に参拝をしお経を唱え始めた。5月に来た時にもこの女性と遭遇している。思わず「毎日参拝されてるのですか?」と声をかけてみたが、「毎日ではありませよ」との事。という事は5月と今回は奇遇な遭遇であったことにお互いに驚いた。
三月堂を後に奈良公園を鹿の嘶きを聞きながら突っ切ったところでタイミング良くJR奈良駅バスに乗車。JRで法隆寺駅へ行き、20数分歩いて法隆寺に到着。
法隆寺は中学の修学旅行以来45年ぶりになる。当時の記憶を辿るが、中学生の頃には寺社や仏像への興味も無かったので、記憶と合致することはほぼ無く新鮮な気分で参拝できた。  10時頃になると団体客でいきなり混雑してきたので、そそくさと退散すべく法隆寺駅行のバスを待つ事にした。
法隆寺駅>奈良>京都>花園とJRを乗り継ぎ、花園駅からまた20数分住宅の細い路地を迷いながら歩いて仁和寺に達した。この日の京都は最高気温24度。 朝から歩き回った事もあるがすでに汗だく状態だったが、何故か空腹を満たすべく鉄板を前に食すお好み焼き屋に入る。
食事を終えていざ仁和寺参拝。前回参拝したときは続きチケットを無くしてしまい霊宝館を断念した無念を晴らす事と、非公開だった金堂が特別公開になっている事での再訪。 信じ難い程の色彩が残った壁絵に感激。
仁和寺参拝終えて、汗だくと歩いた疲労でこの先の予定消化が難しいと思いつつバス停で待っていると、来たバスに待っていた乗客が半数程度しか乗らず比較的空いていたので急いで乗り込んだ。何処行きでも構わなかったので途中思いついた所で降りてプランを練り直せば良いだけの事である。
結局京阪三条で下車、京阪電車で七条へ。三十三間堂は混み合っているのは分かっているので、お向かいの国立博物館に入る。 日本刀の特別展示開催の初日か何かで博物館も激混み。目当てにしていた「風神・雷神香」がスーベニアショップではもう扱ってないと言われ、入場して10分程度で退散。1500円の入館券が勿体なかった。 そこから宛てもなく取りあえず京都駅方面へ歩き京都タワーの地下3階の銭湯に入る。  風呂から上がってもまだ暑く着替えたばかりなのにまた汗がでる。 
乗る予定の21時発深夜バスまで3時間暇を潰さねばならないが、人混みで落ち着く場所や時間を潰せるお店もなく、早朝から動き回った疲労から絶望感を抱き始めていた。 そこで閃いたのは新幹線。
散財してしまうが、深夜バスはキャンセルして京都から小倉まで新幹線に乗車。
小倉到着が21時20分辺り。深夜バスだったらまだ大阪にも到達してない時間と考えると、散財の価値はあったかと・・・
小倉は小雨模様。少し雨に濡れて実家に到着、流石に早々に眠りにつく。
2018/10/18 (Thu) 22:10

 ●●●   奈良到着
 奈良到着
帰省ついでに奈良と京都をブラブラしようと思い立ち、思案に思案した結果、札幌から福岡到着1時間半後、関空行きの便で奈良入り。
今まで関空はニューヨークから帰国した時とカナダの行き帰りと、前回の帰省で福岡からジェットスターを利用した時の4回だが、今日ピーチエアーで到着したターミナルは初めて。
飛行機からタラップで地上に降り歩いてターミナル内に入り、監獄のような雰囲気の廊下を長々と歩かされた。
到着ロビーも閑散として、第一ターミナルのような華やかさは微塵も無い。 でもそれはそれで人が少なくて気楽だ。
そこからリムジンバスで奈良に到着したのは夜9時過ぎだった。
2018/10/17 (Wed) 23:07

 ●●●  毬音159回目の月命日
毬音159回目の月命日
日に日に家から見える山々が色づいているのが見て取れる。
天気予報によると、今夜は標高の高い峠や山は雪が積もるおそれありとの事。もうそんな季節になったのだと時間の経過の速さに驚く。

明日から帰省。今日は仕事明けすぐに歯医者へ行く用事やらで夕方・夜はバタつく予想から朝にオムライスを作った。
以前失敗したドライカレーベースのオムライス。さて今回はどうだろう?
お供えはオフクロへの土産に買った「マルセイバターケーキ」
僕と同じく歯の弱い母親には柔らかいものをと、マルセイバターケーキと定番のメロンゼリーを土産にした。

今回の帰省は諸事情あって、まず千歳から福岡へ飛び、福岡到着1時間半後に福岡から関空へ飛び奈良へ行き宿泊。  翌日、京都から深夜バスで福岡に入って金曜午前中に実家到着という奇妙な経路となっている。
1週間前の週間天気予報では、出発日の札幌は曇り時々雨、奈良や福岡は曇りだったのだが、今朝の天気予報では札幌も奈良・福岡も曇り時々晴れで雨の確率がぐっと減っていた。
家の奥さんは雨女なので今日の予報を見て恨めしそうに「なんでそうなるかなぁ・・」と呟く。

2018/10/16 (Tue) 8:49

 ●●●  みの音楽研究所セッションデビュー発表会
みの音楽研究所セッションデビュー発表会
ベース赤坂実さんと共にサポートを務める、ピアノ蓑谷先生の生徒参加に由る発表会。 今年で3回目になった。
毎回参加されてる人もあれば初参加の方も。中には75歳を過ぎてピアノをはじめたという80代の男性の方も居られ、出来の良し悪しよりチャレンジする精神に感服させられる。
また来年も参加したいと思ってもらえるように、んなに間違えようが出演者に楽しんでもらえるようにサポートに徹するのが要。

今回は歌ものも半数ほどあってバラエティーに富んでいた。

参加者の皆さん緊張のせいか最初のカウント出しができない人が多いと感じた。
単にテンポを全員に示すために「ワン・ツー・ワン、ツー、スリー、フォー」と数字読み上げるだけなのだが最初のワン、ツーとフォーのテンポが違っていたり、出したカウントのテンポと最初の一音がテンポが違っていたりする。

実は最初のカウントは大変重要な事であり、カウント出しの練習も必要だと思うのだが、カウント出しの練習をしたという話は聞いた事は無い事から重要視する人も少ないのかもしれない。

今回は先週届いた新しいシンバルだけ持ち込んで、今回歌もあるので自分のシンバルは歌向きではない事から、その1枚以外はお店のシンバルを使わせてもらった。
持参したシンバルは新品であるが、写真をみてもらうととても新品に見えない傷だらけ。
このシンバルは有名メーカ品であるが安価なクラス品なので、家に届いて即座に容赦なく除光液でメーカーのロゴと表面のコーティングを剥がし、紙やすりでこすりまくったのである。
新品のシンバルは音が尖った感じがして、僕は好きでは無いので使用感を出すために工夫する。 今回は除光液と紙やすりを試してみた。
安価品なのでそれなりの音にしかならないのだが、高価なクラスでは出せない音もあるわけで、これはこれで気に入っている。
何でも高ければ良いわけではないのだ。
2018/10/14 (Sun) 22:09

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