高松に帰って少しのんびり過ごす予定でしたが金曜日の早朝に急な宿泊予約が入って

はまた高知に来てしまいました。
余裕をもった事前の予約は自動的に入るのですが二日前までの予約はホストに宿泊拒否権がありゲストの顔写真や評価をみて正式に判断して返事を出すことになります。
今回は隣の愛媛県からの若い20代も後半のカップルの予約でした。
16日からは東京出張で新車の納車が2件あって連休前の予約まで日が空くのでこの予約は承認して背中を押しながら雨の中を高松から高知に向かいました。
最近の若い人がどんなライフスタイルで旅を計画して私の民泊に泊まるのかも確かめたくて…。
日本の失われた30年は若い人たちにとって昔のように海外留学や旅行をする若者が一部の恵まれた環境の人たちを除き暮らしそのものが質素で文化や歴史・丙術に関する教養を持ち合わせない人たちが多いようです。
ロビーにある大きな世界地図や海外のゲストの方の写真・美術品や日本の伝統文化に照らし合わせて飾り付けている五月人形やゲストルームのホスピタリティなどに対して何の興味や質問・オーナーに対する問いかけが全くないのは拍子抜けというか少しがっかりする部分があります。

は若い頃からヤナセのお客様の邸宅や行きつけのレストラン・ホテルなどによく出入りしていたので色々な文化的な教養を自然に身につけていてお客様の家に飾ってある額絵やリトグラフ・絵画など主要な作家の作品はすぐ分かりました。
決してそれが理想という訳にはいきませんが 打てば響く会話や 知識は急に身に着くものでもなく若い二人が仲むつまじくキッチンで自炊する姿や朝揃って里山の集落の遊歩道を散歩している姿を見ていると 父親的な目で若い無垢な二人を見つめて納得していました。
その面でやはり好奇心あふれて一生懸命日本の文化を学習している海外のゲストに共感を覚える私でした。