蔓の子は、自分が何かに抗っているな。と感じておりました。この頭のてっぺんから、足の先までかけめぐる思いが、まるで耐え切れなく、蒸気になって空気に消えていくほどでした。それから、自分を奮い立たせて、暗い暗い夜道をぐうんと伸びていくのでした。遠くで誰かの呼ぶ声が聞こえたような気がしました。一歩進めば、それもまぼろしのような、暗闇だけが、そこにありました。
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