photo : 作品「 いつかの庭 」
私の出身高校の同窓である日本画家の作品展
私は先週土曜日に行ってきた
繊細で透明感のある色使い
観ているとずっとその場所に座っていたいと思うほど
安らかな空気が流れている絵
そして、
会場には、彼の作品の中に描かれている
若い清潔な女性と
お昼寝から覚めたばかりの
ごきげんな女の赤ちゃん
その絵のモデルとなっているという人が
その絵の中から抜けだしてきて
9ヶ月の小さな女の子をあやしながら
お茶を入れて下さった
日本的な顔立ちのナチュラルな魅力のある
年若い女性
まるで、高校生のようなあどけなさだ
さらっとした感触の白い砂浜で佇む
その女性が、真鍋氏の奥さんであった
程なく、真鍋氏ご本人も登場
昨年の3.11の震災で不安定になっている
東京を離れて
故郷の瀬戸内の浜に帰ってみたのだそうだ
故郷の砂に生える緑の草木や猫は
変わらず彼を癒してくれたそう
彼の絵の原点は、あの瀬戸内海の白い砂地の風景
今回の一連の絵は、その瀬戸内の砂浜の風景を
春から夏にかけて描いたという
タンポポやふき
ハナダイコンの薄紫の花
ひなげしの朱色の花が鮮やかに
草の緑と砂浜の白のバックに映える
ますます、彼の描く絵が好きになった
絵の中に流れている
同じ故郷の白浜への郷愁
言葉などいらない
黙って絵を眺めているだけで
わかり合える
美しい故郷の自然への憧憬の心に
満たされて、画廊を後にした
胸の奥底にある暖かな
しあわせ
真鍋 修 作品展
「 何時(いつ)かの庭 」
4/19(木) 〜 4/25(水)( ← * 明日まで!)
12:00〜18:00
(last day 〜17:00)
「自分の身の回りの小さな地面、
そこに生えるものなどを描いています。
そういったものを中心に春から夏にかけての情景を
今回出品したいと思います。」
と真鍋氏。
静かながらも強くひたむきなその植物の姿は
ご本人と重なります。
{作者略暦}
真鍋 修 (1963年10月10日生)
1994年 東京藝術大学大学院修士絵画研究科日本画 修了
2001年 第12回臥龍桜日本画大賞展 大賞受賞
2002年 第16回青垣2001年日本画展 大賞受賞
2003年 個展(青樺画廊)
2004年 第5回雪舟の里総社墨彩画公募展 奨励賞受賞
(同2006年) 第5回天竜川絵画公募展 準大賞受賞
2005年 第8回加古川「川の絵画大賞展」 優秀賞受賞
2006年 第2回松伯美術館花鳥画展 優秀賞受賞
第33回創画展 奨励賞受賞
(同2007年)個展(Key Gallery)
アートン刊凪沢了著「ジーンズをはいた女神たち」
表紙絵制作
2007年 第18回富嶽ビエンナーレ展 準大賞受賞
第25回上野の森美術館大賞展 大賞受賞
第43回神奈川県美術展 神奈川県議会議長賞受賞
2008年 第2回ビエンナーレうしく 入選
第7回雪舟の里総社墨彩画公募展 平山郁夫賞受賞
第35回創画展 創画会賞受賞
2009年 個展(上野の森美術館ギャラリー
個展(京王プラザロビーギャラリー)
現在 創画会準会員



