photo : 東山魁夷せとうち美術館にて
昨日は、一日かけて香川で過ごす。
朝、JRで宇多津駅に降り立って、
高校の同級生がうどんを手土産に
短い再会。
まあ、愚息を紹介するという目的もあり。
それから、ちょっとした予約の行き違いもあったけれど
何とかレンタカーを借りて
一路、両親のお墓参りを済ませて、
本家で昼食をごちそうになる。
今年4月初めに亡くなった叔母の新盆のお参りも。
それから、坂出の瀬戸大橋のたもとにある
香川県立東山魁夷せとうち美術館に行く。
こちらの美術館は、先日の
NHK日曜美術館の番組で紹介されていた
「美しき日本 瀬戸内の風景」絵画展と
そこに出店している東山魁夷の作品を鑑賞が目的。
瀬戸大橋記念公園内の
海岸のすぐそばに広々とした芝生の中に立っている
瀟洒なモスグリーンの落ち着いた建物だった。
東山画伯の祖父が、瀬戸内海の櫃石島出身だからというわけで
画伯も瀬戸内海には思い入れがあったらしい。
知らなかったな。
閉館前の16時を過ぎていたので、
館内の海を眺められるカフェでお茶もできなかったけれど
久々に静かに絵を鑑賞できた。
瀬戸内海国立公園指定80周年記念事業の一環として
すべて瀬戸内海の風景を描いた
日本画の作品群が27点展示されていた。
油絵の迫力よりもこういった日本画の繊細さが
心地よかった。
やはり瀬戸内海は自分の故郷として
誇り高い。
東京で同じような作品展があったら
人がいっぱいで見るだけでぐったりするだろうけれど
地方の美術館の良さはこういった空間の贅沢が
存分に味わえて
とても満足だった。
息子はつまらなさそうで、
いつかこういう文化的なことが共有できる
大人になってほしいと思うのだけれど
新世代、平成生まれの彼にそれを望むのは
なかなか無理なのかもしれないな。。。
とちょっと残念というか・・・
育ててきた環境を反省したりした。
胸の中で小さくうずく哀惜の念。
その後、高松の友人二人に逢うために
ナビに頼りっきりの車の旅になって
ぐったりだった。
もう、若き独身時代の私が
県内の道路を自由に苦も無く
車で移動していたころの道なんて
すっかり様変わりしてしまっていて
縦横無人に走る幹線道路におどおどして
疲れてしまったよ。
間違って、高速に侵入してしまったりして。。。(汗)
ちょうど、お盆に開催される夏祭りの前夜で
翌日東京に戻らなければならない私は
後ろ髪引かれっぱなし。
深夜まで友と久々に語り合い
お互いに刻まれた年齢の長さと現実の姿に
驚きつつ、
元気でまた生きて行こうと再確認できた
短い故郷で過ごす夏休みとなった。
最近、故郷香川が
文化的脚光を浴びてきていて
地方のほうが、精神的にぜいたくな暮らしができると
ずっと、
室生犀星のような
「故郷は遠きにありて思ふもの」
という若い時に思って飛び出した胸中から
少し変化のある最近の私
年を経るとはそういうことなのだろうか・・・
写真は、美術館から出て、駐車場に向かう途中で撮った。
日差しが強くて、めくら撮りなので、ピンともアングルも
いまいち。
前方には、瀬戸大橋の橋脚が写っているはず。。。
まあ、記念ということでご容赦。。。。




