今年のノーベル賞(生理学:医学賞)の受賞者に、
抗糸状虫薬の主成分、イベルメクチンを発見した
大村 智博士に決まった。
「イベルメクチン」は、
臨床獣医学領域では、
犬の心臓疾患を引き起こす、
犬フィラリア(糸状虫)症の予防薬として、
知られている。
このイベルメクチンは、
人におけるオンコセルカ症という風土病防止の特効薬として、
アフリカなどの熱帯地域の人々を失明で苦しめていた
寄生虫症感染を防いだ功績が認められたことによる
受賞だ。
実直そうな人柄がTVの画面を通して伝わってくる。
また、氏の研究の足跡を知るにつけ、
本当に 「人のため」の研究人生であると判る。
定時制高校教師からの意志ある研究者としての人生を歩まれた。
まさに、私が18年前に挫折した道、夢だ…。
あぁ....
今の私は、
ささやかな日常を生きる市井の人となりなけり。




