チャンカーはマリオン


 ●●●  194回目の毬音月命日
194回目の毬音月命日
感染者数が減っているにも関わらず、非常事態宣言を延長するという理解できない状況が続いている。
ライブで演奏に大きな影響が及ぶ事1年半以上続いている。
プロとしての演奏家やライブを提供しているお店には由々しき状況で本当に気の毒で、無謀な政策に怒りすら覚える。
しかしいとも簡単に人間は操られるのだと実感した。今のこの世を毬音や先達はどう見ているのだろう。

急に老け込んだ老猫ぶーさんは毎日朝・夕の2回我が家で点滴を施しているが、好調と思える日もあれば危険と思える日もある。
ここのところ毎朝4時半前にぶーさんに耳元で大きな声で鳴かれつつ顔を突かれて僕は起こされる。そして5時半頃点滴を施す。おかげで睡眠がまったく足りてない状態ではあるが、ぶーさんが点滴を最速するために起こしているのだとポジティブに考えている。ぶーさんのQOLを高めるために早起きを続ける。

本日はぶーさんの点滴前にホワイトソースかけのオムライスを作りお供えした。毬音が入院中食べたがったが、腸閉塞で固形物がNGだったから砕いて汁だけ舐めてた梨もお供えした。
2021/09/16 (Thu) 8:58

 ●●●  ギリヤーク尼ヶ崎氏in札幌
ギリヤーク尼ヶ崎氏in札幌
ギリヤーク尼ヶ崎氏の公演へ行ってきた。
珊内在住時に岩内の障碍者施設「あけぼの学園」の校庭で行われた公演以来19年ぶりにギリヤークさんに会えた。
僕のpray=playの想いはギリヤークさんが基になっている。
祈りを具現化した舞いを19年前に目の当たりにして、そのビデオを毬音に見せると、毬音は涙した。
今ではギリヤークさんも91歳。19年前とは身体能力が全く違う。
それでも映画上映の後、舞いを披露してくれた。
パフォーマンスの技量として見れば、ただ転がり回っているだけとしか見えないだろうが、そこに展開されているのは、命の躍動だと感じた。
上映された映画の最期で、亡き母上の故郷の海岸で「念仏じょんがら」を舞っていたが、その時90歳のギリヤークさんの動態的パフォーマンスとしては、昔を知る人には悲しいくらいに動けていないのだが、海の波間で転げまわるギリヤークさんの舞いを見て、長年舞ってきた念仏じょんがらがこの時完成したんだと感じた。
前々からギリヤークさんを見て思うのは、彼の芸はテクニック云々では無く、生き様そのものであり、存在であり、唯一無二の芸なのだという事。

生のギリヤークさんを拝見できるのは、これが最後かもしれない。
帰り際に出入り口で車椅子に座り、お客さん一人一人と写真撮影をしていたが、僕は写真は必要ないので挨拶だけさせて欲しいと順番を待ち、「ありがとうございました」よ伝えて帰ってきた。

今日の写真は19年前の公演での1枚
19年前の自分の書いたページも引用してみます。
http://ginghiro.justhpbs.jp/giriyaku/giriyaku-hyosi.htm
2021/08/23 (Mon) 7:54

 ●●●  193回目の毬音月命日
193回目の毬音月命日
北海道らしからぬ猛暑日に迫るうだる日々は、オリンピックの終わりと共にいきなりおさまった。
肌寒さすら覚えるような日々になり、暑さが苦手の自分は安堵した。
海外では連日M7クラスの地震が起こり、山火事や水害が異様に起きている。
水害に関しては日本も例外ではなく、連続した台風の影響で浸水・土砂崩れのニュースがひっきりなし。
北海道では熊の被害が多く報道される。

先月の毬音月命日で衰弱した愛猫ぶーさんの様子を書いたが、毎日2回の点滴の効果があるのかかなりの回復が見られる。
奥さんと交代で点滴を施すのだが、最初はビビりまくっていた点滴も慣れ一人でも施せる余裕が出た。
その余裕がぶーさんにも伝わるのか、今では点滴の時間になると自ら点滴待ちの様相を見せるようになった。
それにしても点滴の医療費が1か月で約4〜5万かかるのは厳しい。

ぶーさんの回復には、猫好きの毬音の力添えがあったと僕は信じている。

札幌の無駄な蔓延防止法延長で、ライブがごっそりと減り、祈りの場を失った状態が続く。
567の感染者数での煽りや害悪なワクチン接種に必死になる政府・行政のバカげた茶番に気が付かない人の多さに驚くばかりである。
戦後従順に慣らされた日本国民には、真偽を確かめるという選択もできなくなっているのか。。

毬音には今の世は喜劇にしか見えないのではないだろうか?
早朝から作ったオムライスとエクレア、毬音が入院中に食べたいと希望した中のひとつ「カレーパン」を久々にお供えした。
2021/08/16 (Mon) 8:04

 ●●●  真夏の帰省
真夏の帰省
7/28水曜の昼過ぎのピーチエアーで帰省。
この日は札幌でも34度で、福岡到着しても変わらない最高気温に劇的な暑さを感じることはなかった。ピーチエアーは安くて助かるのだが、時間的に遅いので福岡空港から急いで実家に向かっても18時頃の到着になってしまう。
その日予定していたのは、実家のWi-Fiルータのアプデ確認・再起動とリモートでエアコン等の家電品をコントロールできるモバイルの設置と設定。
取り急ぎそれらタスクをこなして、母の就寝時間である21時にはホテルへ向かう。
今回は一足先に弟が帰省してた所に途中参加。
翌日は奥さんから頼まれたお使いで、早朝から宗像大社へ赴く。宗像大社から15分ほど歩くと鎮国寺というお寺があり、本尊は秘仏の身代わり不動尊。しかし本堂には阿弥陀如来、薬師如来、大日如来、釈迦如来、如意輪観世音菩薩のなんとも惹きつける仏像群がある。
そこで愛猫ぶーさんの腎不全からの復帰のために祈る。
ここまできたらやはり海をみなければと波止場へ行き大島に渡る。島に到着して目についたレンタカーのチラシ。レンタサイクルを考えていたが、前回の大島も夏の時期でレンタサイクルを借りて酷い脱水症状に陥った反省からレンタカーにした。このレンタカー、以前奥さんが一人で大島に来てレンタカーを借りたがぶつけてしまった経緯があり、レンタカー屋のおばさんにその話をすると、「あぁ札幌からこられた人ね!お元気にされてますか?今日は来られてないのですか?」と気さくに話をしてくれた。レンタカーを返す際には、近くの浜で集めてくれたと思える、小さなZIP小袋に入ったまだ濡れている奇麗な石を数個「奥さんへ」と手渡された。
沖津遥拝所の真下の海岸で暑い日差しを浴びながら1時間程海を眺める。
そして夕方にはかしわめしを土産に実家へ。
翌日は朝から弟と自分と実家に集結。夜まで滞在。その間、認知症が進行中の母が出来なくなっている細かな所の掃除を自分が行う。
一人暮らしをさせるには、そろそろ限界かとも思うが、ケアマネ等が言うには「ひとりで通院できてるし、食事もできてるから、そこまで心配するほどではない」と言う。確かに徘徊等は無いが、離れて暮らしているので、そうなってからでは遅いのではないだろうか。
そんな心配を抱えながら、本日31日、蝉がうるさく鳴く小倉城付近を駅に向け歩いていると、大きな音でキースジャレットのケルンコンサートが流れていた。
蝉の声とケルンコンサートは自分的にはとんでもなくミスマッチで失笑してしまう。
写真は大島中津宮。
2021/07/31 (Sat) 18:10

 ●●●  192回目の毬音月命日
192回目の毬音月命日
去年11月に愛猫おさかなちゃんが逝って以来、相棒を失ったもう一人の愛猫・通称ぶぅ先輩も元気を無くしていた。
新入り子猫にもまったく興味を示さず、と言うより相手するには年を取り過ぎているようで、子猫の戯れにウザそうに逃げ回る。
そんなぶぅ先輩が、ここ2〜3か月で急激に衰えてきて、更にこの1週間で危険区域に入った感があり、病院へ。
老猫には通常の経年での腎不全との診断。朝晩2回の点滴療法が必要となった。
点滴で改善は見込めないが進行を遅らせる事が目的。いわば、余命のQOLを高めるような事だと理解している。
これは毬音の最期に至るまでの数か月の逃病(あえて闘病ではなく逃病と意識していた)の記憶に触れてしまうのだった。
おさかなちゃんはぶぅ先輩より深刻な状況だったので、毎日が嘆きの日々だったが、ぶぅ先輩にはまだ希望を持てる気がしている。
昨夜は初めてぶぅ先輩が、僕のPCデスクの下で一晩寝ていた。
おさかなちゃんが逝く数か月前にも同じようにおさかなちゃんが僕のPCデスクの下で寝ていた事があった。それを考えると先行きに悲観しか浮かばないのだが、猫は瀕死状態から1度は復活するという噂もあるので、まだ希望は持っている。
そんなぶぅ先輩の状態とは関係なしに、新入り若造猫は飯を食らっている。
それだけがまだ救いかな。
またもや毬音とサイレン、そしておさかなちゃんの力を借りるべく願をかける。

今朝も早起きしてオムライスを作った。お供えは柳月のアンバタさん
2021/07/16 (Fri) 7:42

 ●●●  EXPLOSION@ジェリコ
EXPLOSION@ジェリコ
ほぼ1年ぶりにEXPLOSIONのライブ。1年前も同じくジェリコでの演奏だったが、すでにコロナ禍でネット配信だった。
その時のネット配信分のチャージバックをやっとメンバーに渡せたのだった。
即興性が高くアグレッシブなこのバンドでは、意思伝達・疎通が特に重要で、それ如何に因って曲の展開が大きく変わるのだが、今回は一緒に演奏するのは1年ぶりと間が空いてた事で、意思の疎通がうまく行かなかったのが心残りだった。
しかし毬音お気に入りだったジェリコで演奏できることは、実にありがたいことなのだ。
2021/07/13 (Tue) 23:04

 ●●●  想@ジャムジカ
想@ジャムジカ
古舘賢治さん:ギター 大久保太郎さん:ベースのオーロラトリオにゲストとして中島弘惠さんを加えたライブは去年や今年の春に行っているが、想として銘打ってのライブは久々。
ご時世柄、無観客のネット配信だけのライブではあったが、視聴してくれる人は「想」を知る人という事を前提に、想のレパートリーからリクエストを募ると、ありがたくも何曲かのリクエストをいただいた。
中には今までリリースした2枚のアルバムには入っていない、ライブではそこそこ演奏していた曲もリクエストにあった事から、ライブにも足を運んでくれてた人と判断できた。
リクエストから数曲、通常2セットの演奏は、長めの1セットとして演奏。
無観客のネット配信は、リアルタイムで観てくれている人にはMCも少しは効果的かもしれないが、後から自分が観る分には極めて無駄な時間に思える。
そりゃー自分が語った話を聞くわけだから、聞くに堪えないのだ。
今後もネット配信ライブでMCを務める祭は曲名やメンバー紹介以外無駄に話さないように気を付けたいものだが、ついつい話してしまうお調子者の自分には無駄口を叩かないようにするのは大きな努力が必要だろう。
少なくとも年に1度はこの「想」のライブをやっていければ良いなぁ。
2021/07/08 (Thu) 23:31

 ●●●  毬音逝って16年
毬音逝って16年
16年経った。
去年11月に亡くなった猫おさかなちゃんは16歳だったから、猫の一生分の時間が経過したわけだ。
札幌ではこの時期「YOSAKOIソーラン」なる乱痴気騒ぎで鬱陶しいが、去年からコロナの影響で静かなのが幸いだ。
「YOSAKOIソーラン」は僕も今の奥さんも大嫌いなイベントだが、毬音も酷く嫌っていた。毬音が危篤状態の時、その病院の外では騒々しく祭りは行われていた事で、僕の「YOSAKOIソーラン」嫌いは拍車がかかり、憎しみすら感じたものだ。
ほぼ毎年命日には毬音が好きだったメロン(赤肉より青を好んでいた)をお供えするのだが、今年はどうにもまだメロンが出回るには数が少なく高値である。
命日のお供えに金額に糸目は付けたくないが、問題は生産地と味。
選択の余地が無いので今回は買わなかったが、朝5時に愛猫ふぶき君(通称ぶー)に顔を何度もトントンされて起こされ、早朝からオムライスを作りお供えした。ケチャップの代わりにレトルトのボロネーゼをかけた。
明日のお休みにメロンとカッパ巻きを探してみようか。
2021/06/16 (Wed) 8:04

 ●●●  墓参り
墓参り
緊急事態宣言中ではあるが、命日には早いが余市に毬音の墓参り、珊内にかあさんの墓参りに行く。
6月16日で毬音逝去からまる16年。
実は本日6月11日は父のお姉さんにあたる叔母さんの命日でもあり、しかも毬音と同じくまる16年。
そう、毬音が逝く5日前に叔母さんも亡くなっていたのだった。
当時は毬音危篤の中、千葉の施設に入っている叔母さんの状況等知る由も無く葬儀にも出ていない。
叔母さんはほとんど視力を失い、耳も遠く障がいを持っていて、祖母が嫁に出さなかった事で生涯独身のまま特養老人施設に入り生涯を終えた。
毬音と叔母さんには面識も無く、何のつながりもないのだが、不思議な事に二人の戒名に、人名に使えずほとんど目にする事のない漢字「玄」に「少」で形成される「玅」の文字が入っている。これが単なる偶然とは思えず、会った事もない二人だが、叔母さんが我が家の家系に毬音を向かい入れてくれたと僕には思えるのだった。

さて昨日は北海道では珍しい6月の夏日で最高気温28度近くになった。
余市では墓回りの草むしりをして汗だくになった。 毎年墓参りのついでに積丹半島のどこかで生うに丼を食べるのだが、今年は何かと物入りで経済的にスリムにしたかった事と、毬音のお供えに買ったネギトロ巻とカッパ巻きが暑さで帰宅するまで持ちそうになかった事から思いついたのが、生ウニを単品購入して巻物と一緒に海を見ながら食べる!であった。
古平の港の直売で紫ウニ2134円とエゾバフンウニ4667円を購入、合計6801円ではあるが、エゾ馬糞ウニのウニ丼を食堂で食べると、その一品だけで6000円は超えるだろうから、ウニの量で言えばお得なのだ。
今年もウニにありつけた事に感謝。
2021/06/11 (Fri) 18:25

 ●●●  毬音生誕52年
毬音生誕52年
生きていたら今日で52歳の毬音。ちょっと想像に難しい。
今回も毬音の最期の誕生日にいただいたケーキの写真を挙げてみる。
去年の今頃すでにコロナ禍で世間はおかしなことになっていたが、11月のアメリカ大統領選挙以降更におかしな状況になり、理解に苦しむ事多く、相変わらずライブを行える環境があやふやで、ドラムを叩く事で自己確立していた自分には自分のスタンスをしっかり持つ必要性を感じる。
演奏する事を祈りとしていたから祈りの場が減ったが、その分内面からの祈りを習得しつつある気がする。

今日は何もお供えするものが無くて申し訳ない。
2021/05/22 (Sat) 7:29

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