Photo : Amazonで購入した
野村哲也著の写真が豊富で美しい本
一緒に写り込んでいるのは
愛猫りん の 前足
冬物の整理をしていたら
カゴの底に
懐かしいストライプのシャツが出てきた。
このシャツを購入した経緯は、
私がJICA のプロジェクト専門家として
パラグアイに赴任していた時
任国外旅行で、アルゼンチン、チリへの旅の最終日
チリの首都サンティアゴのコンサートホール
Teatro Municipal ,Santiago
( ミュニシパル シアター オブ サンティアゴ )
で開催される
諏訪内晶子さんのバイオリンコンサートを
聴きに行くことにしたからだった。
南米最南端のパタゴニアの大自然の中の旅から帰り、
サンティエゴの空港からその日宿泊予定の
ホテルに行く市内バスの中でふと目に入った
重厚な歴史的建物の劇場。
アウトドアの自然環境に浸った冒険者の私が
久々に触れた「文化」の風だった。
ホテルチェックイン後
その夜の演目を確認し、当日券を購入したというわけだ。
しかし、問題は劇場に入場する私の服装。
旅の終わりだし、そんな場所に相応しい洋服など
はなからリュックに入れてるわけもない。
で、
街を探して、購入したのが
この水色のペンシルストライプのシャツと
ココア色のスエードのパンプス。
ボトムは持ち合わせのチノパンを
ホテルのランドリィにお願いして
超特急で仕上げてもらった。
これで完璧!
そんな思い出もあるシャツで捨て難く
ずっと着ないままで残していたのだ。
一気に、私の中に
あの壮大な「 世界の果て fin del Mindo 」
パタゴニアの圧倒的な自然の風景を歩いた映像が甦ってきた。
「世界でもっとも美しい大地」
パタゴニアの冷涼な青白いペリト・モレノ氷河や
パイネ国立公園の山々
最南端のウシュシアの街 etc…
できるならば、あのチリのパタゴニアに
もう一度訪れたい。
そんな渇望のような思いでいっぱいになった。
現実が、あまりにも精神的に過酷だからだろうか…