YOUTH ANTHEMの歌詞には、よく「匂い」にまつわる言い回しが出てきます。
人間の記憶って嗅覚がずば抜けてるって昔から思ってたんですが、本当にそうみたいです。
専門的にはプルースト現象って言うみたいですが、匂いの記憶は自分の中では、
脳裏に染み付いてるって思うくらいに、大昔の記憶を呼び覚まします。
例えば、幼少期の匂いの記憶でいうと、カブトムシのエサのドロドロの蜜の匂いや、
プールの消毒槽の匂い、キリギリスの糞の匂い、体育館の匂い、金魚のエサの匂い、
数え出したらキリがないですが、今でも同じような匂いを嗅ぐとフラッシュバックします。
あ、生物に関する匂いが多いのは、ひたすら虫採りをしてたから笑。
実家のベランダには、プラケースの水槽がズラズラと並び、
カブトやクワガタ、ゲンゴロウやミズカマキリ、ザリガニ、サワガニ、ヤドカリ、
カメ、カエル、金魚にコイ、スズムシ、コウロギ、キリギリス、カマキリ等、
何でも捕まえては持ち帰り、飼ってましたわ、今考えるとゾッとしますな笑。
汚れた大人になってからは、魚以外の生物は苦手になりましたが、
純粋な子供時代は全然平気でしたな、昆虫も。
イチモンジセセリを捕まえては、羽根をもいでカマキリに食わすという
残酷な行為を楽しんでたんで、思い出すと気持ち悪いです(。-ω-)。。ooO
で、魚の匂いってあるやないですか、独特の。
特にバスなんかは、普通の人なら生臭いというかもしれんけど、
ボクなんかは、ある意味ビョーキの人なんで、バス臭は全然気にならない。
後は、水の匂いっていうんかな、魚がいる場所の水の匂い。
少し生臭くもあり、水草なんかも含んだ水の匂い。
鯉がいる池や、金魚の水槽に近い匂いですな、もちろん魚がいてるから同じ匂い。
これに非常に敏感で、琵琶湖やダム湖でも、魚臭がすると俄然ヤル気アップ笑。
ビョーキすぎて、たまに街中でも感じるんですよ。
どっから匂うか分からんねんけど、不意に漂ってくるんすよ。
朝の通勤途中に、JR尼崎手前の大阪王将を超えたあたりで、ピンポイントっす笑。
で、特に強烈にフラッシュバックするんが、昔のワームオイルの匂い。
ワタクシ、大昔は阪神尼崎ガード下にある、マリンコンパニオンの常連でして、
小学生の頃から高校生まで、ひたすら入り浸ってまして。
成人してからは、車があるんで、エイトやポパイに通うようになりましたが、
幼少期から学生時代は、マリコンか、閉店した岬釣具しか行ってませんでした。
その頃、マリコンは手前が川池専門の淡水専門で、今もある角が海専門やってね。
その川池の方にバスルアーが置いてあって、ワームがバラ売りしてたんよね、確か。
プラケースから一つ一つ取り出して、バラで買ってた記憶が…。
その頃のワームって、なんか匂い付きがあってね、独特の甘い匂い。
まあ、海外ルアーの時代ですよ。ワームもトーナメントワームにスライダーワーム、
ゲーリーは高くてね、当時から。日本のメーカーはホンマに少なかった。
ルアーもヘドンやストームのプラグを買ってたなー、懐かしい。
どうでもいい話ですが、忘れもしない、ヘドンのタイガー、スーパーソニック、
チャガスプーク、この3つはお金を貯めて買った思い出プラグです。
後は、ダイワのバスハンターやバスジャッカー、ストームのウイグルワート、
ああ、ノスタルジーで死にそうです笑。
匂いの話が懐かしルアーの話に変わってますがな、すんません。
その淡水専門のマリンコンパニオンは、入り口にヘラ釣り用のエサが並び、
練りエサの匂いがテントに充満して、中はワームオイルの匂いで、
昔の釣具屋って、そんな匂いに包まれてたなってしみじみ思い出すんです。
今では総合チェーン店がメインで、街中の釣具屋はどんどん閉店、
今はマリンコンパニオンも上州屋グループに吸収されてしまったもんね。
たまに、田舎の釣具屋に行くと、何とも懐かしい匂いの店があるのよね。
30年以上前のマリンコンパニオンの匂いがボクの原点です。