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か た ま り 日 記


えー。
えー。
not同意。

深いんだよ。もっと深くてじんわり来るお話なんだよ。

表面的に派手で楽しい映画でもないし
たいした友情物語もないけれど。

万能感にあふれていて一般的に「善」とされているヨロコビが
困難を乗り越える上で
存在意義が低く見られて「悪」とされているカナシミの必要性に気がつくんだよ。

実社会でも悲しむことはよくないことって思われがちだけど
悲しんでいるっていう状態を自分できちんと認めるからこそ
そして、ひとに認めてもらえるからこそ
次に進めることもあるんだっていうことが
改めて確認できたいい映画なんだ。

カウンセリングマインドとして
励ますだけじゃだめ。
落ち着いて心に寄り添ってひとの気持ちを受容することが大切。
ってことかな。

そして一緒に頑張ってくれたビンボンは、、、
ビンボンはどうなっちゃったの?
映画は終わって次のステージに進んでしまったけど
ヨロコビはちゃんとビンボンとの約束を守って
また記憶の表舞台にビンボンを引き上げてくれたのかな
って気になる。
てか、自分にも
そうやって忘れ去ってしまった大切な思い出って
あったんじゃないかなって内省できるいい映画。

あと、あのビジュアル。
自分の頭の中があんなにカラフルで
ちょっとピタゴラスイッチみたいになってるって
想像したらわくわくしないかな。
自分には何の島があるんだろうとか
想像してみるのも楽しいし。
私は最初スクリーンで観たから
あの壮大さにはまず引き込まれたよ。

でもね
私が何度も繰り返し観る映画って
シザーハンズ
レ・ミゼラブル
インサイドヘッド
その辺だ。
どれも悲しげなものばかりだ。

最後は人の好きずきなんだろうね。

あとカナシミが大竹しのぶっていうのは
わかってて観たのかなー。
2016/09/04 (Sun) 22:25