小山彰太さんに声掛けしてもらい、ドラム+ドラム+パーカッションという超変則トリオでのライブは、去年8月・12月と今回で3回目。
彰太さんの音を聴くのではなく、実感・体験できるライブとして自分にはとてもありがたく勉強になる「ドラパー」の存在である。
毎回当日にアイデアを持ち寄ってその日のステージの流れを決めるが、必ずその通りに事が運ばないのが常である。しかしそれが奏者の醍醐味になっているのは確かだと思う。
先週土曜のフリージャズ最前線のステージで小声ながら今日のライブの宣伝をさせてもらったのが功を成したか、ひとり男性のお客さんがありがたくも来てくださった。やはりこの手のライブには、この手の好みの人に向くのだと実感。
今回は何気に演奏中のムードが今までと違い、お客さんが和んで楽しみ笑いも起こった。 これはこれで、この手の音だからこそ起き得る笑いで、彰太さん曰く「笑われてなんぼだから」と。
フリージャズだからと聞く側に構えがあって神妙になる事はもっぱらだが、そんな緊張をオーディエンスに持続させるほどの技量は僕には無いので、奏者もオーディエンスも音を楽しむ、即ち「音楽」をフリーの中にも心掛けている。その点では今回は良いステージだったと思うのだった。
家の奥さんも毬音も楽しんでくれただろう。
演奏を終えて「また来ます!」と声をかけてくれたお客さん、年に2回程度だけどドラパー継続する旨を口にしてくれた彰太さんに多謝!