チャンカーはマリオン


 ●●●  ドラパー3回目
ドラパー3回目
小山彰太さんに声掛けしてもらい、ドラム+ドラム+パーカッションという超変則トリオでのライブは、去年8月・12月と今回で3回目。
彰太さんの音を聴くのではなく、実感・体験できるライブとして自分にはとてもありがたく勉強になる「ドラパー」の存在である。

毎回当日にアイデアを持ち寄ってその日のステージの流れを決めるが、必ずその通りに事が運ばないのが常である。しかしそれが奏者の醍醐味になっているのは確かだと思う。
先週土曜のフリージャズ最前線のステージで小声ながら今日のライブの宣伝をさせてもらったのが功を成したか、ひとり男性のお客さんがありがたくも来てくださった。やはりこの手のライブには、この手の好みの人に向くのだと実感。

今回は何気に演奏中のムードが今までと違い、お客さんが和んで楽しみ笑いも起こった。 これはこれで、この手の音だからこそ起き得る笑いで、彰太さん曰く「笑われてなんぼだから」と。
フリージャズだからと聞く側に構えがあって神妙になる事はもっぱらだが、そんな緊張をオーディエンスに持続させるほどの技量は僕には無いので、奏者もオーディエンスも音を楽しむ、即ち「音楽」をフリーの中にも心掛けている。その点では今回は良いステージだったと思うのだった。
家の奥さんも毬音も楽しんでくれただろう。

演奏を終えて「また来ます!」と声をかけてくれたお客さん、年に2回程度だけどドラパー継続する旨を口にしてくれた彰太さんに多謝!
2019/08/27 (Tue) 23:22

 ●●●   フリージャズ最前線
 フリージャズ最前線
雨が降り昼も肌寒い8月下旬の土曜。10回目を迎えたD-bopのフリージャズ最前線。テナー阿部辰也、ピアノ石橋マヤ子のトリオでの参加は4回目か5回目になるだろうか?
前回からは東京に越した阿部さんは、わざわざこの為に札幌へ戻ってくる。それほど楽しみな企画なのだ。
それは僕にとっても同じで、何も決め事の無いところから音を絡めて、緊張の中での偶然性と瞬発力で生み出す音世界は、毬音も大好物だった。
残念なのは、この手の音楽はマニアックなので、オーディエンスも限られる事。
そして難しいのは、オーディエンスを退屈させない演奏を心掛ける事。
ともあれ、楽しい一時を過ごせた。
2019/08/25 (Sun) 3:27

 ●●●  桂田トリオ+ゲストボーカル:TAKEMI
桂田トリオ+ゲストボーカル:TAKEMI
昼間に本降りの雨が降り、不安な日ではあったが、夕方には時折の霧雨程度は残ったものの雨はあがった。 真夏日が多かった気がする今年の北海道だが、気温も落ち着いてきて夜は肌寒さを感じるようになった。しかしこの夜は少し湿度が高いようで肌に爽やかさを感じない。

2か月に1度、ピアノ桂田瑞穂 べース:赤坂実 ドラムス:大村吟弘 のトリオにゲストを迎えて行われるDeeDee企画のライブ。
今回は去年に引き続き帯広からボーカルTAKEMIさんを迎えての演奏。
僕はタケミさんとは2度目の共演になるが、ハスキーな歌声がステキで、遠方から駆け付けてくれるファンの方も多い。お話をして感じるのは、ファンが多いのは歌だけでは無く人柄もあるのだとヒシヒシと伝わってくるのだ。
ベースの赤坂さんとはここ2年ほどの間では一番多くご一緒させてもらっている事もあり、安心して頼れるベーシスト。ピアノの桂田さんも独特な音世界をもっていて出してくる音が刺激的。そんな面子での演奏なので楽しさも一入なのは言うまでもない。

演奏を終え、帰宅して我が家の猫監視カメラを見ていると、この夜はひときわオーブらしきものが飛び交っていて、しばらくモニターに釘付けに!
2019/08/23 (Fri) 23:59

 ●●●  初秋のマラプトでの演奏
初秋のマラプトでの演奏
8/21久々にドレスコードありでの演奏。
「マラプト」はアイヌ語らしいが、なかなか複雑な意味があるようで一言で表すには困難そう。
意図する所は「晩餐会」と思われる。

ボーカル澤田真希さんをメインにピアノ:渡辺達士、ベース:辻みつひろ、ギター:古谷ひろみ各氏との演奏。
ライブと言うよりショー的な要素の強い内容。
メインのボーカルを引き立てるように控えめな演奏は毬音には物足りなかっただろう。

演奏を終え、楽器撤収し家のエレベーターに乗った辺りからいきなり吐き気に襲われた。
家に帰り着くと脳貧血に頭痛を加えたような状態に陥った。
自分的には今まで何度か経験があるが、何か余計なものを拾ったか?と思えた。
心当たるものは無いが、急ぎ頭から塩を被りシャワーを浴び、自分なりの簡単な儀式を行う。
2時間ほどで落ち着いたので就寝。
2019/08/22 (Thu) 11:45

 ●●●  毬音169回目の月命日
毬音169回目の月命日
お盆期間、台風10号が中国地方を直撃してテレビではもっぱら台風の話題。その影響か北海道も蒸し暑い。 この夏の北海道は蒸し暑い日が多い。
我が家では、猫の監視用のカメラに何度かオーブらしきものが映った事で、毎夜カメラモニターに張り付きオーブ探しがブームとなっている。
自分の話題としては、10年ほど飲み続けていた「バイアスピリン」という血液をサラサラにする薬が、主治医が変わった事とここしばらくの検査結果の結果断薬する事が出来た。この薬のおかげで献血が出来なかったが、また献血に行けるようになるかもしれない。

毬音の通夜に駆け付けてくれたジェリコというお店のマスターの奥様が、数日前に亡くなった。奥様の好きだった曲を流して葬儀を執り行ったらしい。 心からご冥福をお祈りいたします。

今回も朝にオムライスを作る。 お供えは甘いものばかりになってしまったが、ラム酒を新たにした事で毬音は満足してくれているだろう。
来週、再来週は毬音好みのカオスな音世界を演奏できる機会に恵まれたので楽しみである。
2019/08/16 (Fri) 8:27

 ●●●  古舘変則トリオ@ジェリコ
古舘変則トリオ@ジェリコ
30℃超えの真夏日が記録的に続き、おまけに湿度も高く夜の気温と湿度も高く寝苦しい日が続いている。 暑さと湿気が大の苦手な事で北海道に住んでいる意義を失いそうだ。 早く本来の北海道に戻ってくれ!

広島の原爆記念日の今日ギター:古舘賢治さん そして久々にご一緒願えるクロマチックハーモニカ:萩野裕二さんで、古舘さんの考えあってあえてベース無しの変則トリオで挑んだライブ。
ベース無しの特性を自分なりに思案して、リズミックな曲ではシンプルなリズムを刻み、浮遊感のある曲では効果音的な演奏を心掛けてみた。
やってみるとそれはそれでなかなか面白い演奏になったと思うのだった。
ベースはベースと呼ばれるからには、曲の基盤となるパート。それが無いという事は、曲の流れより相対する奏者とのコミュニケーションで音を綴る事が要となるわけで、リズムを出す部分とメローディーを追う部分との切り分けが面白かった。
毬音お気に入りのジェリコで毬音の気に入った演奏ができたと思える暑い夜だった。
2019/08/06 (Tue) 23:58

 ●●●  VIVIセクテットLIVE@DeeDee
VIVIセクテットLIVE@DeeDee
ViVi(Vo) 松永和明(Bass) 桂田瑞穂(Pf) 大村吟弘(Ds) 中川 瑞貴(TSax) 江良直軌(bSax) の編成によるライブ。 今月のライブはこの1本のみ。自分には需要が無いのかとかなり弱気な7月。
テナーサックス中川さん バリトンサックス江良さんとは初めての共演。
時折霧雨のような弱い雨が降り、北海道らしくない湿度の高いジメジメした生憎の天候だった。 残念ながらお客さんは演奏者総数の半分ではあるが、皆演奏に満足して頂けたようだった。
自分がリーダーではないバンドでのあまりMCをやる事は無いのだが、この日は松永さんから頼まれたので、ボーカルのViViさん登場までMCを務めさせてもらう。
しばらく自分のバンドのライブが無かったのでMOも久々だったが滑ることなく楽しんでもらえたと思う。
本音で言うと、もっと自由度の高い演奏をやりたいが、そうなると自分がリーダーとして行う必要があり、そこにはメンバーのスケジュール調整、選曲、譜面集め、少ない集客でのお店への気遣いいう重責がのしかかってくるわけで、気弱な自分には耐えきれないプレッシャーになる。
先日毬音のご贔屓店ジェリコのマスターから「また何かやって」と声をかけて頂けたので、10月に久しぶりにリーダーライブをブッキング。
8月は数本のライブの定も入り、誘っていただいた方々に感謝。
まだ少しは需要はあるようだ。
2019/07/19 (Fri) 23:42

 ●●●  毬音168回目の月命日
毬音168回目の月命日
7月はここまで何気にバタバタしてた割に肝心な演奏が少い。 演奏=祈り と考えると祈りが少なかったのかと言えばそうではなかった。
帰省中の各神社での参拝は直接的な祈りだったから。

今日も朝からオムライスを作る。 卵を卵焼き用のフライパンで作ったので出汁巻卵に見えるがオムライスなのである。
お供えはカレーパンの代わりのピロシキと源氏パイとおはぎ。そしていつものカツゲンに代わって僕のお手製のコーヒーゼリー。これには毬音が好きだったラム酒をたっぷり入れた特製。

5月に30度超えの暑い日々を経験した今年だが、札幌では今のところ夏らしい暑さは無く、先日の帰省で福岡の大島で梅雨明け前のフライイング気味の蝉の声は聞けたので、夏気分は味わった。さほど夏が好きではない僕にはこのまま夏が過ぎてくれてもまったく構わないのだが、まだ7月半ば、夏を侮るにはまだ早い。
2019/07/16 (Tue) 7:58

 ●●●  帰省2
帰省2
昨夜、母とほんのちょとした事で諍いになり無言の攻防戦となった。まぁ今までもちょくちょくある事ではあるのだが、狭い家では気まずい空気が漂うので、急ぎ宿を探し小倉へ避難した。
多分母と自分は似ているので、ぶつかり合い譲れない部分が重なってしまうのだと思う。 もっと優しく接することができないのか自問自答するが、譲れない、許せない部分はお互いが許容できなのだと分析。
宿でひとり反省するも、母はぶつかり合えるだけ気力が戻っているのだと気が付き、ある意味安心した。

予定外に小倉で宿を取った事と、母が困窮していた風呂場の改良が今回の主な目的だったけれど、どうも余計なお世話だったようなので改良案もすべて却下となりやる事がなくなったので、自分の時間過ごすべくプランを練ってみた。 今回は「島」をテーマにと近場の島を探してみたら、小倉から1日3便の渡し船が出ている「藍島」なる場所を発見。 福岡の猫の聖地として有名な「相島」読み方が同じな「藍島」も隠れた猫の聖地と言われているらしい。 我が家の猫とも3日触れ合えてないので猫恋しさで「藍島」行き決定。 
日曜日とあって釣り客が多いようだが、船が小さく乗船数制限があり、まず整理券をゲットして乗船券購入の権利を得る必要があるようで、運よく整理券ゲットして乗船できた。 数人の釣り人は釣り道具を抱えて意気揚々と来たものの乗船券が買えず退散する人もいた。
40分ほどの船旅で藍島到着。 小倉に戻る船は3時間半後まで無いので、小さな島で時間を潰す事になる。
佐賀の高島と同じくほとんどの車にナンバープレートは着いてない。 思ったほど猫は多くないが、人馴れしてるようで逃げずにすり寄ってくる。猫の数は高島の方が多い気がした。
まずワクワクビーチという場所に向かい少しの砂浜と奇岩の岩場にまばらな釣り人。その一人が大きな立派な烏賊をぶら下げて歩いていたので「立派な烏賊ですね!」と声をかけた。
その後1800メートルほど離れた所に千畳敷があるらしいので向かった。潮が満ちて千畳敷は海面下ではあったが、ここは良かった。
波の音とさわやかな風と優しい日差しがしみ込んできて、自分が浄化されるかのようだった。 そこで思わず漏らした言葉が「あぁドラム叩きてぇー」だったw
小1時間ほど千畳敷で過ごし30分ほど待って渡し船で小倉に戻り、実家へ。 実家では昨夜の事は無かったかのようないつものやり取り。がしかし、またもやひょんなことから諍いがww 
どーにもならん親子だと笑えてきた。  まぁ翌日から午前中は仕事をする予定で元々宿を解ているので逃亡先は用意されているのであった。
2019/07/07 (Sun) 20:09

 ●●●  帰省
帰省
退院後の母の様子をうかがうために7月4日から帰省。 前々日までの週間天気予報では梅雨入りした福岡は僕の滞在期間ほぼ雨の予報だったのが、前日の予報では滞在期間中の降雨がほぼ消えていた。 晴れ男もここまで来たら神がかりだと思ってしまった。しかしお百姓さんにとっては極めて厄介な存在かもしれない。
今回は入院中会期を願ってお参りした日開神社へのお礼参りが何より優先事項だったので、福岡空港から一路日開神社を目指しお参りして実家へ到着。
翌日は早朝から佐賀へ行き、導かれたかのように祐徳稲荷大社へ行く。更にその後福岡に戻り、奥さんが縁を持つと思われる宗像大社へ向かう。 宗像大社から人湊へバスにのり、フェリーで大島にわたる予定が、うっかりバスを逃してしまい慌ててたくしーでフェリーに間に合わせる有り様。
渡った大島では電動アシスト付きレンタサイクルで駆け巡るのだが、これと言って当てもなく走っていると、トンビがやってきて誘うのでしたがった。祐徳稲荷では山を登り、宗像ではバスの時間が合わず歩かされ、大島では電動アシスト付きとはいえ結構な運動量を強いられた。睡眠不十分な状態では限界ギリギリの運動量だった気がする。

神仏には興味が無いと自覚していた毬音には関心は寄せられない行動かもしれないが、肉体を離れて解った多くの事柄があると思われ、その一端に沿った行動であると自分には思えるのだった。
2019/07/06 (Sat) 16:14

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